熊野古道「浜街道」熊野市の鬼ヶ城を過ぎてから、熊野川の25kmほど続く砂利浜の海岸。しかし、浸食がひどく、途中で堤防に面しているところもあり、長く続く砂利浜は過去のものとなってしまった。経済優先できたことの大きなツケの代償が美しい海岸線を見るも無惨にしていっている。さらに浸食は続き、10年後、20年後には想像しがたい姿に変貌するかもしれない。「美しかった七里御浜海岸」となる日は、そう遠くない。世界遺産だが、失われていく遺産の一つとなるのが残念な世界遺産です。