パリ五輪王手!カタール延長で破り4強 | ロメロの言いたい放題

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カタール戦は、開始早々⑪山田楓喜の右Pエリア角付近からカットインして左足から放たれたコントールショットはGKの左肩上を通り先取点を産んだ。

しかし、カタールは24分中盤右サイド中央付近からPエリアへのクロスボールから⑲アーメド・アル・ラーウィーのヘディングで同点弾を叩き込んだ。予選リーグからカタールはセットプレイに強く特にクロスボールからのヘディングショットからの得点が多い事を分析していた。この同点弾は、ボール保持者との間合い競り合いでの身体の預け方が学習されていなかった。分析していたなら「この失点」は頂けない。

前半は、U23日本代表が有利に試合を運びこのままハーフタイムを迎えるのかと思っていた。41分U23日本代表から出された少し長いロングボールをPエリア中央前付近で⑲細谷真大の前でU23カタール代表GK①Y.バリヤディがヘディングでクリーした時に事件が起きた。GKがヘディングしながら右足で細谷の腹部を蹴っていた。痛がる細谷に審判がけけより、その後VARチェックに入った。この場合「レッドか?否か?」の判定なので興味津々だ。審判は、「Y.バリヤディの足は故意的だと判断」し一発レッドカードを出した。

このまま前半は、U23日本代表有利のまま終了した。U23カタール代表は、ハーフタイムどの様に修正してくるか楽しみであった。特にセットプレイクロスボールに強いチームなので交代選手と戦い方には興味がありました。

 

後半は、U23日本代表の「ファールの数」と「コーナーキックの数」が、試合の決定機を作ることとなる。まず、49分U23日本代表中盤中央左付近で「ファール」、ここからの距離はU23カタール代表の絶好のヘディングで勝ることのできる距離感です。U23カタール代表は、左足でゴールから遠ざかるボールに合わせ「勝ち越しゴール」を産むことになる。どうなんだろうか?自分が競り勝てない時の対応は相手に身体を寄せて簡単なヘディングをさせない事なのだが、ものの見事にヘディングで合わされてしまった。

2対1としたU23カタール代表は、Pエリア前を5-4の形でブロックを作り、ボールをゴール前に入れさせない守備で一人少ない後半を乗り切ろうとした。U23日本代表は、Uの字でボールを回し、クロスボールから得点を狙おうとするが、悉く跳ね返されてしまう。

一人多いU23日本代表が、追い付いたのは67分です。U23日本代表は、カタール陣内奥までボールを運ぶので、コーナキックが多くなる。そのコーナーキックから得点が生まれた。右CKからゴールニアサイドへ入れたボールを⑤木村誠二がヘディングで合わせ同点に追いつく。我々もやっと振り出しに戻れた気分で冷静さを取り戻すことが出来た。

ここからは、時間を掛けつつU23カタール代表の穴を探っていく。私は、サイドを起点に得点を狙いに行くU23日本代表の攻めも分かるが、中央をドリブルとパスで崩し切ってもいいのではないかと思っていました。しかし、奪われてからのカウンターが嫌なのか?中央を使う崩しは殆どなかった。

U23日本代表が、逆転弾を入れたのは延長前半11分(101分)だった。U23カタール代表のDFライン間を⑲細谷真大がスルーパスを受けラインブレイクして行くのだが、私が思っていた得点だった。

こうなるとU23カタール代表は、攻めなくてはならなくなる。しかし、10人のU23カタール代表には、再逆転する力は残されていなかった。

逆にU23日本代表が延長後半7分(112分)Pエリア中央から⑥川﨑颯太のシュートをU23カタール代表GKアリ・カリムが弾き、弾かれたボールを⑱内野航太郎が押し込み4点目を奪った。

この後、U23日本代表は残り8分を危なげなく凌ぎ、勝ち切ることが出来た。

U23日本代表の勝因は、後半途中から浮き球からゴロパスに変えたことにある。空中戦い強いU23カタール代表だがゴロパスに変えられてことによって、足を運ばなくてはならなくなりより消耗度が増した。

もう一つの要因は、選手交替とポジションチェンジだろう。⑨藤尾翔太を中央で使ったこと。そして、より強力なスピードあるサイドアタッカーを投入したことだろう。

 

次の準決勝は「U23ヴェトナム×U23イラク」の勝者だが危なげなく勝って貰いたい。