【隔説】未来の記憶 第03話「星を作る」幻夢熊吉/熊ブ社刊 | ベア吉のおもちゃトーク♪シーズン6 ~いいねはベア吉を救う~

【隔説】未来の記憶 第03話「星を作る」幻夢熊吉/熊ブ社刊

◆イメージオープニング曲◆

Eu Tiro E Onda (feat. Shabazz the Disciple)

Marcelo D2

1980年/昭和55年5月20日…

推定12歳として中学校に通う私はクラスメートの沢田由紀(12)と仲良くなり一緒

に帰宅したりもしていた。

クラスメートにもお似合いのカップルとしてからかわれたりもしたが、静夫も暖か

い目で見てくれ、楽しい毎日を過ごしていた。

 

私もまだ当時は12歳…やましい事もなく純粋に…素直に思うがままに毎日を過ご

していたが…

ある日、由紀は自動車に引かれ…あっけなく亡くなってしまった。

 

それからどこからともなく私が由紀を突き飛ばして殺したと言うデマが広まり…私

は毎日クラスメートに罵倒され…不登校になり…さらに住んでいるアパートに石を

投げ込まれ

「出て行け人殺し!」

と言う心無い仕打ちが多くなり、頭を抱えて泣く私を静夫は優しく抱えて

「違う所に行こう…こうなったらどうしようもないよ…悪いイメージは付いたら消

えないから…お前は何も悪くないんだから、苦しむよりは他でやり直そう…」

と言った。

 

その晩、私は誰かにこんな事を言われる夢を見た…。

『…の日、我が戦闘機が見えたら星を作れ…パイロットに見える様に大きくな…そ

れで3回合図が確認されたら実行され…』

 

当時はシャルズの「ランナウェイ」がヒットしていた。

 

1980年/昭和55年10月11日…

『3年前の1977年に沢村広大弁護士が何者かにフグ毒ニュースを飲まされ殺害された

事件で、当時沢村弁護士は株式会社クカラの社長の息子、太鳳くん当時9歳が誘拐さ

れた事件を追っており、拉致事件専門家は南朝鮮に拉致されたのを調べ上げた事によ

り殺されたのではないかと見ています。警察では国際間の事もあり慎重に調べを進め

ているそうです。』

四国の海沿いの県に引っ越して来た私と静夫は新たにここで暮らし始め…晩御飯の時

その朝のニュースを観ていた…。

「もっと日本国民が簡単に情報を伝えられる物が出来ればこんなニュースもすぐ解決

するんだろうな…手のひらの大きさの機械で簡単に写真撮って送れたり話せたりする

機械とかな…」

「…それって…」

その時…私は逃げ惑う人の中で手に何かを持って話している光景が浮かんだのだ…。

「ん?…じゃあ行ってくる。」

静夫は市役所で働いていたためここに移動出来たのだ…。

 

学校からの帰り…町のレコード屋さんでこの曲がかかっていた…。

その帰り道…私はふとひこうき雲の先の飛行機を見て何かを思い出し手が勝手に空を

さし…その行動におののき、すぐにやめた。

「星を作る…?」

 

つづく

 

◆イメージエンディングテーマ曲◆

Gal Costa - Por baixo (Tom Zé)

Espaço Gal Costa

※作品イメージとして載せただけなので、このシンガー他楽曲

 関連の許可は了解・所得はしていません。

 

🍩1980年のヒット曲

 

👪第03話の登場人物👪

私・明光(仮名)のち船山祐樹(10)

明光を引き取った男/岡町静夫(47)

■新しい登場人物

私の恋人/沢田由紀(12)…事故で死亡

私のクラスメートたち

私の家に石を投げた人物

テレビのアナウンサー

 

🔧制作

未来の記憶™制作委員会2024

熊プ社刊

 

※この小説はフィクションであり、登場人物並びに会社名など

 は実在の物ではありません。


※今回から作者トークはカットし、伝えたい事がある時だけ書き込みます。

※この作品の次回予告もしません。コメント等反応が出て来たら加えます。

※この物語に何か気を引く様であればコメントをお願い致します。