まずはティミカ近況から。
親水槽で泳いでいた所を発見して救出した稚魚。
ティミカ稚魚飼育の第1号の子です。
立派なフィンを持った男の子に成長しました。
あの日は運が良かったのよね。何の日だったんだろう?ってくらい。
メダカのとティミカの稚魚育成用
10Lの水が入る大きさの水槽を3つもドサクサに紛れて父ちゃんに買ってもらえた。
それをティミカの稚魚用にと、ずっと準備してありました。
どんな準備?っていうと、濾過バクテリアの準備です。
念のため、シツコイですが
カルキ抜きした水を
新品の濾過器をつけて回しても
濾過サイクルは始動も完成もしませんよー。
※ 既にお魚を入手してしまった場合は
●飼育水=アンモニアや亜硝酸が含まれる水だけを使って濾過サイクルを進行させる。
飼育魚は別の水槽で常にアンモニア・亜硝酸が存在しないよう頻換水で待機させる。
その水換えの度に、本来は捨てるべき水(魚が出したアンモニア等が存在する水)を
空回ししている水槽に入れます。
その水槽の濾過サイクルが完成したら、その水槽に生体を移動するのです。
これもフィッシュレスサイクリングの1つの方法です。
●種水を貰うと簡単です。
既に濾過サイクルが完成した水槽の水を使うと完成が早いです。
※ 飼育魚自体がパイロットフィッシュの場合
何日かが過ぎたら必ず日々の水質チェックをする事です。
水量と魚の密度によって毒素の発生ピーク時期は変わります。
初日から少しの間はどんな水槽であれ無問題な事が多いのです。
それ以降は毒素を水換えで排出する作業を毎日のようにしなくてはいけません。
その期間は平均的に1ヵ月前後だと思います。
※ 濾過バクテリアは目には見えません。
私たち凡人には嗅覚や視覚で水質を測る事は難しいものです。
ベテランほど水質テスターを酷評するものですが
凡人の初心者であれば水質テスターがあったほうが的確な判断ができます。
※ どうかご自身が正しい情報収集を心がけて下さい。
水槽の立ち上げが未完(その自覚が無い場合が多いです)にもかかわらず
濾過サイクルが完成した水槽の水換え頻度を参考にして高を括っていると
飼育魚が導入初期のうちに死んでしまう筈です。
死ななくても、具合が悪そうな個体の心当たりが必ずある筈です。
そんなことは無い!という場合、生体がメダカだったりする筈です。
メダカはびっくりするほどアンモニアや亜硝酸に強いのです。
初めて試薬でそれを目視確認した時、私は絶叫しました。
卒倒しそうなくらいの毒素の中でも彼らは普通に振る舞っていたからです。
それを超越する事態になる頃は餌喰いが悪くなり
水面でフラフラとボンヤリしている個体が増えます。
その時点で手遅れの個体も出て来ますが、それでも一部は生き延びます。
メダカ飼育でそんな場面に心当たりがある方は、どうか水質チェックと即水換えを。
そして、これと同じことをベタに体験させてしまうと、覿面で死に至る気がします。
ベタは強いと言われていますが、実際に飼育してみるととても繊細です。
※ 魚がどれほどの毒素に曝されているのか自分の目で確かめてみて下さい。
立ち上げ中の初心者の方ほどpH等ばかり気にするものですが
水草が盛大に溶けたりするpHであっても
パイロットフィッシュの死因は、どちらかというとアンモニアや亜硝酸だと思います。
最低でもアンモニアと亜硝酸が測定できるテスターを両方用意して下さい。
硝酸塩テスターがあれば尚良いです。
立ち上げ中、アンモニアが出ていないから大丈夫というわけでは無いのです。
アンモニアを分解するバクテリアが存在しても
次の工程の亜硝酸を分解するバクテリアが居ない時期も
アンモニアの時と同じくらいの期間ダラダラと続きます。
亜硝酸が出なくなると、最後に硝酸塩が出て来ます。
それで初めて濾過サイクルが完成した事になりますが
その後半年くらいはバクテリアが強靭ではないためか
ベテランの真似をして水換え量を極端に少なくしてみたりすると
どうしても病気が出やすいように思います。
※ 試験紙と試薬。おすすめは液体タイプです。
経験上、紙タイプのテスターは精度に難ありの場合が多く
蛇口から出たばかりの水道水のテスト結果すら正確に示しませんでした。
試験紙タイプは保管容器の材質からして劣化が早い気がします。
そういう理由で、どちらかというと液体の試薬がお薦めです。
高価なものですが、テストする水の量と試薬の割合を保てば良いので
割り切れるキリの良い数値を電卓で計算してみて下さい。
私は「25回分」と書いてある1箱で、50回以上の測定をしています。
という事で。
第1号のボクちゃんは気ままな独り暮らしを満喫中。
これ、後から他の子を合流させるのが厄介なの。
成魚をあちこち移動して試験してみたんだけど
やっぱり先住魚の縄張り意識がとっても強いです。
♂だけではなくて♀側から侵入者である♂に攻撃する事も珍しくありません。
しかも♀やたら強い… 。・゚・(ノД`)・゚・。
だから、せーの!で一斉に新しい環境に移動しないと
毎日見たくない光景を見る事になってしまう、って所まで学習しました。
ベタと同じく保温のプチプチに覗き窓をつけてみました。
稚魚用ゾウリムシボトルをこのプチプチの中に収納してあるにはあるのですが
湯煎しているわけでもないので殖え方がイマイチになって来ました。
どーしよっかな。
ヒーター入れた水槽まるごと1個ゾウリムシにするってのもキモイしな。
素直にパネルヒーター使おうかなぁ。
あ、そうそう、ゾウリムシボトルをぜんぜんシェイクしてないんですけど
相変わらずこの不織布の蓋で問題ないっぽいです。
臭いは鼻先に近づけてクンクンすれば臭いですが
その他の時に臭う事はぜんぜんありません。
時期的に麦茶シーズンでもないので、今はビール酵母で培養しています。