この連休の前半中、
娘の通っている鍼灸院の先生からのお誘いで
先生も出演されるという民謡の発表会へ親子で行って来ました。
先生は中途失明された方とお聞きしているので
どんな演奏をされるのかな?と思いつつ、
初めての民謡なので、民謡ってどんなかな?とも思いながら
聴きに行った訳です。
そして、
聴いていて初めて知ったのですが
その世界の何とも色鮮やかなこと!驚きました!
色彩豊かに大きく広がる世界がそこにはあり、躍動感もいっぱいで、
三味線、尺八、鳴り物、胡弓、踊り等々、
歌い手・演奏者お一人お一人の声と演奏に、鮮明な色があり、
その色の豊かさが織りなす世界にとても感銘を受けました。
娘の先生も、他の方の伴奏、ご自身の歌ともに大活躍されていました。
思えば僭越なことですが、過去には私も点訳のボランティアをさせて頂いていて
その時には、目が見えない方でもガイドの方と同行して美術館に行かれるなど
その方のやり方次第で世界はどんなにでも大きく広げて行けることを知ったのですが、
今回の民謡の世界は、音にも色があり、輝きがある、、と自分の五感で実感でき、
先生のように、視力のあるなしを超えた、とても情感豊かな素晴らしい世界があることを
初めて知ることが出来ました。
(ただ、その間6時間、、感動しながら座ってるだけなのに何度も低血糖になり、
グルコレスキューを3回、闇に紛れて飲みました)
私も若い時は音楽に関わる仕事をしていたので、
また、と言いますか初めてですが三味線など、習ってみたいな~♪と感じました。
指が痛いからちょっと無理かもしれませんが。
親の私が非常に感動したくらいなので
当の娘はもっともっと喜んでいて
脳脊髄液減少症で、今もまだまだ無理が出来ない娘ですが
娘の世界を、これまでとは別の世界へと開かせてくれたように感じて
私もとても嬉しいです。
これまでは天文がやりたくて前のめりになって勉強して来た娘でしたが
(物理学の世界など、正直、私には想像もできないチンプンカンプンな世界でしたが、
娘が中学・高校の頃から娘に付き合って一緒に寝転んで一晩中流星観測をしたりする中で、
おバカな私もスバルがM45だ、くらいは何とか覚え(させられ)ました。)
思えば娘には、いつも私にはない世界を見せてもらって来ました。
そんな娘の目指して来た研究の道は病気によってプッツリ絶たれて久しい現状ですが、
(病気だけが理由かは判りませんが)
娘もようやく 何とか心に落ち着きを取り戻して来てくれました。
それだけでも、やれやれ、と安堵したり感謝したり、なんですが、
ここから新たな世界を、どんどん取り入れて行ってくれればこんなに嬉しいことはありません。
まだ先のことは判らないので言葉にするのは怖いのですが
(これからまだ何度も行きつ戻りつするかも、との先案じもあって)
鍼灸の資格を、もし本当に取得することが出来たら、、、と
今はそれが大きな希望です。
まだまだ体調万全ではないのですが、
少しずつ少しずつ、心身共に回復していってもらいたい、と願います。
民謡を聴きに行った前日には、
藤の花を見に行きました!!
広い敷地いっぱいに様々な藤の花がありました。
↓白加比丹藤 ~白い藤は清涼感もあってとても綺麗でした。
↓八重黒龍藤 ~まるで葡萄のようでした。
ただ、藤は残念ながら、もう見頃が終わっていて、、少し残念でしたし、
娘もこの日は非常に疲れたようでしたが
翌日の民謡で息を吹き返したようです
そのまま、どうか、がんばれ、娘!!!