8月の初旬。

ついに家を出ました。

普通に仕事に行くように、いつもと同じ時間に。そしていつもと同じように。

前日のうちに置き手紙を用意し、寝室のタンスの引出にしまっておきました。

モラ夫はいつもと同じ朝を迎えたことでしょう。

私はと言うと、
家を出た瞬間も、出る前も。一切何も感じなかったです。
ただただ、飼っていた犬を置いていく事が哀しくて辛くてたまらなかっただけで、
それ以外の感情は全く無かった。

でも、電車で駅まで行く途中。
真夏なのにもの凄く寒くて、長袖着ていたにも関わらず寒くて具合が悪くなったりしながらも
それでも行かなくちゃ。戻らなくちゃ と思って、必死で実家に帰りました。

駅では母が改札の前に居て、そこで初めて泣けてきた。
ようやく開放された、ようやく安心出来る場所に戻ってこられた。
それで緊張の糸が切れて、号泣しました。

そして実家に戻ってから、モラ夫にメール。
「タンスの引出に手紙入ってるから読んでね。」
という内容のメールを送信。

でもその時には私は既に携帯の番号もメールアドレスも変えていて、
スマフォなのでgmail(googleのメール)も新しいアカウントを取っていました。
古い方のgmailアドレスでモラ夫に送信。
でも、置き手紙の中に弁護士を立てている件、今後は弁護士を通して話をしてほしい旨書いていたので
メールはしてこなかった。
ただ、私は行き先を書かなかったので実家には何度も電話はあったけど、
登録番号や非通知は呼び出し音を鳴らさない設定にしていたので
こっちでは着信履歴を見るだけで、相手側はずっと呼び出し音が鳴っている状態でした。


6月の末頃から7月の間。
モラ夫が居ない夜を見計らって荷物をまとめ、実家に送る。
これを繰り返しました。
モラ夫が泥酔して帰宅した日は、朝日が昇るまでその作業をして、
とにかくモラ夫が起きるまでの間に郵便局やコンビニ(はこBOON)に持ち込み。
平均すると(大小あるので)140cmサイズのダンボール箱を60箱分送っていたようです。
主に趣味のものばかりでしたが。

でも今もう1度同じことをやれと言われても絶対出来ません。
箱のサイズと重さでゆうパックにするかはこBOONにするかを選択して連夜持ち込む。
それも1箱25kgくらいになることもあった。
モラ夫が泥酔して帰宅するとは限らないので、早いと22時をリミットとして作業。
23時を過ぎても帰宅しない場合は泥酔して帰宅するのは分かっていたので、朝まで作業。

本当に心身共に疲れました。
でも、自分が持ち出したいものはほぼ全部持ち出せたと思う。

親も弁護士も持ち出した荷物の数に驚いていたけど、
それよりも驚いていたのは、モラ夫がそれだけの荷物が減っていることに気付かなかったということ。

如何に私に関心が無かったか

それを語るには十分な関心の無さに現状を知っている人は皆驚いていました。
私もそれは思いました。
本当に何も気付かないってどうゆうことなんだろう と。
夕方ウトウト寝ていたり、夜中起きていたり。
そんな日々の変化にも気付かないのは、やっぱりおかしいと思う。
たとえそこで気付かれてたら余計面倒な事になっていたとは思うけど。笑


現状、モラ夫は離婚することには同意しているようです。
ですが、「当方には一切離婚の原因があるとは考えられない」と主張していて
慰謝料を払う気はない。勝手に出て行ったのはそっちだと言っているようです。
慰謝料ゼロならゼロでいいけど、向こうが何の痛手も負わないのは嫌です。
モラ夫だけじゃなくて、義母にも慰謝料請求したいくらいなのですから。

とにかく今は何もヤル気がしなくて、1日中ダラダラしています。
家事くらいはやるけど、それ以外何もしたくなくて1日のほとんどの時間を横になって過ごす毎日。
でももうそろそろ仕事も見つけないとなぁと思ってはいるところです。