826(水曜日)





いつものように面会前の手洗い、


消毒を済ませ、


GCUからNICUに移動になったと聞いたので、NICUへ向かいます



どこかな?どこかな?と探すようにキョロキョロしていたら、


たくさんの先生方に囲まれたおつぶちゃんがベットに横たわっていました



そのおつぶちゃんが、ほんとうにおつぶちゃんなのか?


と疑問に思うほど、全身浮腫んで、紫色に変色していました。


あの細いおつぶちゃんはどこ…?


というほどにパンパンの顔で、今まで見たことないような苦しそうな表情


四肢には点滴の管に繋がれ、口には人工呼吸器を付けて横たわる姿に、



一瞬、時が止まりました…………



…………えっ……







しかし、一瞬で我に返り、おつぶちゃんに駆け寄りました



「おつぶちゃん!おつぶちゃん!!!」



何が何だかわかりません、ただ、苦しそうで辛そうで、正直死んでいるかと思いました



軽く薬で眠らされていたようなので、目は開きません


私はただひたすら、おつぶちゃんの名前を叫び続けました


おつぶちゃんの胸に顔を埋めながら、ただひたすらに……


その体は冷たく、たくさんのタオルで包まれていました


その間、パパは先生から説明を受けていました


今も何を説明されたか聞いていません


その時は、NICUの端から端へ私の叫び声が響いていたことでしょう


ただ、叫び、名前を呼び続けることしか出来ませんでした






落ち着くまで先生方は待ってくれましたが、


途中、心拍や酸素濃度が下がり、点滴から薬を注入したり、人工呼吸をしたり、目の前の光景にただただ唖然とするばかり


先生から「今は落ち着いているので、これで様子を見ようと思います」と説明され


私は「今日、一緒に居ることは出来ますか?


このコロナ渦の中、無理は承知で伺いました


少し確認させてね


と色々相談や準備をして頂いている間、


まだおつぶちゃんの処置の残りをしなければならないので、外で待っててもらえますか?


と、NICUから退出し、まるちゃんとつぶちゃんの元へ戻りました


まるは、けろっとしていて、看護師のお姉さんたちに遊んでもらえて大興奮!


つぶは爆睡中でした()


そんな2人に正気に戻してもらいつつ、おつぶちゃんの姿が脳裏に焼き付いて離れません


待つ間、私もパパも夜ご飯も食べずにすでに20時近く


お腹が空いているのかどうかも分からず、とりあえず水分だけでも入れておこうと、ペットボトルを2本を2人で飲み干しました



しばらくして、担当の先生が来てくださり、


その先生の顔を見た瞬間また涙がポロポロと流れてきました



私「何で、おつぶちゃんなんだろう



先生は今の状態を私に分かりやすく説明してくれ、


そして、今晩特別に"私だけはおつぶちゃんと一緒に泊まれる準備をしている"と教えてくれました


看護師長さんの特別な図らいだそうです


さらに特別にまるちゃんもつぶちゃんも、おつぶちゃんに会いに行こう!


と、ようやく家族全員が集まることが出来るようになったんです!!


今となっては、"そういうこと"だと分かるのですが、その時はまだ生きると信じて疑いませんでした



今晩一緒に過ごせるんだ、だったら後悔しないようにやりたいことをやろう!


そう、心に決めながら、パパとママ、まるちゃん、つぶちゃんの4人でおつぶちゃんの元へ歩き向かいました






長いので、さらに分けます

続きます





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