少し前に、両親を見送りました。
周りの親戚も高齢化な事と、私も姉も嫁いだ身なので、御住職と相談し、いわゆる「合同墓地」にお願いしました。
個別のお墓ではなく、他の方々と一緒にお祀りされる形式のものです。
今後も住み慣れた土地で過ごしてもらいたいし、一方で将来的な管理の負担を考えると、この形が良いのではと選択しました。
(とても立派な合同墓でした)
骨壷はどれにしますか?と聞かれ
大きさや材質、デザイン性のあるなしで金額が違うそうです。
体格の良い方だと小さいのには入りきれないとか、色々とあるようです
合同墓なのでデザインがある方が、パッと見て両親だとわかりやすいよね、と可愛らしいのをお願いしました。
知らなかったのですが、お墓と別に位牌堂も必要なのですね。
お位牌を安置する場所なんだそうです。
仏壇のあるなしに関係なく、お墓とセット(お墓をお願いしたら位牌堂も必要)で必要なんだそうです。
位牌のマンションみたいな感じで、場所や大きさによって金額が変わります。
位牌堂にもお墓と同じように合同と言う選択肢がありましたが、こちらは両親2人で過ごしてもらえるように個別でお願いしました。
最初にお願いする費用がかかりますし、法要のたびにお願いする御住職のお務め(読経やお供養)にも費用が発生します。
そして何より、毎年「壇家料(だんかりょう)」という形でお寺とのご縁を続けるための支払いも必要になります。
もちろん、単に「お金がかかる」ということだけでは無く、亡くなった方を偲ぶ為の『時間』であり、両親への感謝の『気持ち』なのですけどね
ふと
「人はあの世に行ってもお金が必要なのね」
と、ちょっと思ってしまいました。
『DIE WITH ZERO』なんて言葉がありますが、あの世に持っていくお金も必要なのか
両親は私たちが困らないように、ちゃんとお金を残してくれていましたので、金銭的な問題を抱える事なく、両親にとっての最適な形を考えて選択する事ができ、感謝です。
余談ですが、そう言えば 納棺の時に『あの世で使うお金』も持たせてあげてと言われ、お金に模した紙を一緒に入れてあげました。
三途の川を渡るにも通行料が必要なんだとか。。
(もちろん本物のお金では無いけど)
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