義母のネタは
書き始めると筆が止まらず、
それでいて
嫌な記憶を呼び覚ますことで
体調に響くという
諸刃の剣でしたので
今日はおうちの話に
戻っていきたいと思います💪
ハウスメーカーだったり
工務店だったり、
ご自身が依頼した会社で
間取りからインテリアまで
一気通貫でやってくれるところもあれば、
外部に委託okのところもあると思います。
大手ハウスメーカーや
SWHくらいの規模の
ハウスメーカーであれば、
設計士さん〜ICさんまでを
全て含めての価格だと思うので
ご自身がそちらの提案に
納得できるなら外部依頼の必要は
あまりないかもしれませんね。
最近、
工務店さんと契約した方などが
ココナラというサイトや
Instagram、X(Twitter)を使用して
設計士さんやICさんを探す
ということがあるのを拝見しました。
今どきは
そういう家づくりの方法も
あるのですね
時代の進歩というのは
いろんな形を生むのだなあと
妙なことに感心した次第です。笑
そこで気になったのが、
外部に依頼して作った間取りを
工務店さんに見てもらったら、
耐震構造的によろしくなく
階段では頭がぶつかるなど
不具合もあることがわかった
という方がいたことです。
これは
難しい問題だなあと感じまして、
今日の記事を書くことにいたしました。
私は
家というのは
単なる箱
だと思っています。
家を箱と形容すると(何故か)
お怒りになる方が一定数おられるので、
今日はそのあたりを
配慮して書こうと思っています!
車で例えると
わかりやすいかなと思うのですが、
車に求めることは
ご家庭により違ってきますよね。
平日休日どのくらい乗るのか
何人乗せて走ることが多いのか
行き先はキャンプなのかゴルフなのか
それともただのドライブなのか
燃費とか度外視で
憧れるデザインなのか
などなど
それらによって
欲しい大きさや
求める燃費性能
エンジンの種類
検討すべきメーカー
などなどが
変わってきますよね。
すべての要素を持つ車は
あまりないかもしれないから、
求める性能のうち
必須と思えるものを備えた車を選ぶ
結果として
家族の生活が豊かになったり
便利さが増したりする。
それだけの話ですよね。
それだけといっても、
めちゃくちゃかっこよくて
芸術作品みたいに完璧な車も
存在するわけじゃないですか。
そういう車は素敵だし
移動のための車も
便利で可愛いですよね。
それを
車はただの移動手段て言うな💢
とか言うのもどうなのかなって。
別にどう表現したとて
その価値が変わるわけでも
そこに込めた夢を否定するわけでも
あるまいに…と思うのですが
多様性の世の中なのでね、
配慮していかないといけませんよね。
さて、そういうわけで
家に対する考え方も
車とおなじだとおもうのです。
断熱気密性能
大きさ
デザイン
空調設備の種類
耐震性能
どれもご家族により
住むエリアにより
求めるものが少しずつ異なり、
ご家族の生活に合うものを選べれば
家🏠での暮らしがより豊かになる。
そういうシンプルな話かと思います。
そしてその中で
車でいう
問題なく走行できる
という機能は、
家の耐震性能に
該当すると思っています。
地震大国日本で
耐震性能のない家というと、
5〜10分の舗装された道路なら
問題なく走れるけれど、
長時間の高速道路や
ちょっとした悪路になると
ガタガタ言い出す
あるいは止まってしまう車
と同じではないかなと。
それ車の機能
果たしてねーじゃん
と、わかりますよね。
車で例えると
ヤバさが際立ちますね。
ですから
私は基本的に注文住宅は
断熱性能は低かったとしても、
耐震構造のしっかりした家を
地盤の強いor改良した土地に
建てれば問題ないだろう
と考えています。
その考えを適用した際
冒頭の話にあったような、
外部に依頼したら
耐震性能も危うく
暮らすときも不具合のある
間取りができてしまった件は
かなり由々しき事態だと感じています。
車でいうと
ちゃんと走らない上に
座席に乗り込めるのは
後部座席側からだけ
みたいな話になってくるわけですよ。
大手ハウスメーカーの
坪単価は高くなってきており、
ふつうに暮らしている方だと
到底手が届かないだろう
という価格になってきています。
そうなってくると
中堅ハウスメーカー
ローコストハウスメーカー
地元工務店ならば手が届くから、
と選ぶ方も増えてくるでしょう。
そういったハウスメーカー
工務店は、施主が希望すれば
外部に間取り作成を依頼するのを
許してくれるでしょうし、
今後の着工棟数減少を考えると
コストダウンのために
間取りをアウトソーシング化
していくかもしれません。
その時
耐震構造
そして
基本的な間取りとして
きちんと機能するものを
描いてもらえたかどうか
施主には判断がつかない
というのが恐ろしいところなのです。
冒頭に挙げた例も
外部に依頼した間取りについて
施主さんははじめ
「自分の希望をきちんと
取り入れてくれた理想的なもの」
と思っていたようです。
耐震的に強いか弱いかなんて、
階段の数段目から
天井に頭がぶつかるかなんて、
平面図を見ただけの素人には
判断がつきにくいことです。
指定した部屋数や形が実現されて
配置も希望通りになっていたとしたら
それが良いものと思うのは
当たり前の話だと思います。
許容応力度計算をするのも
オプションとする会社もあるので、
おそらく書いてもらった間取りが
それで良ければそのまま申請してもらい
着工する方が多いのではないかと思います。
この問題を解決するには
いくつかのアプローチが必要ですが、
施主さん自身に
耐震等級3を
取得することの大切さ
を認識していただくこと
が第一歩ではないかと思います。
そのうえで
SWHのように自社ルールなのか
許容応力度計算によるものなのか
いずれにせよ
耐震等級3を取得することを
はじめから資金計画に含めておく
ことが大事になってくるのかなと。
例えば
オプションで
許容応力度計算をし
耐震等級3にしたうえで
耐震ダンパーをいれる、
というのもひとつの手ですが
それにはやはりお金がかかりますよね。
大手ハウスメーカーや
許容応力度計算することを
基本としている工務店を選ぶ
というのも有効な手段ですが、
そういった会社さんはおそらく
坪単価が安くありません。
そういった会社さんでは
そもそもとして、
構造的に脆弱性のある
間取りは引いてこない
可能性が高いので、
施主としては楽です。
耐震的に脆弱な間取りは
美しくないことが多く、
一定のこだわりのある
設計士さんだと作るのを
嫌がるのですよね。
施主が希望した間取りにするために
多少の美しさが損なわれたとしても、
耐震性を担保するための柱や梁は
必ず入れてくれるはずです
(というか構造上のルールとして
ここに柱や梁入れざるを得ませんよ
と説明してくださると思います)。
地震が来るかもわかんないのに
耐震等級のためだけに
限られた予算を割かないといけないの?
好きなデザインや設備を削るなんて
注文住宅なのに考えられない!
耐震等級2とか3相当でもいいや!
キッチンハウスにして
ミーレかボッシュ入れたいもん!
旦那も断熱材にこだわって
ネオマゼウス使いたいって言ってるし!
床の無垢材もこだわりたいし!
という考えも
個人の自由ですから
止めることはできませんが、
それ
ちゃんと走らない車っすよ。
高速道路走ってると
どっかからカタカタいうんすよ。
ソファーが本皮で
車体の構造が厚くて、
最新の技術を使っていて
エンジンも高価ないいやつだけど
25分以上は走れないんすよ。
という話で、
私はそもそも
耐震等級3を取得しつつ
好きな設備も入れられる
という資金状況でない方は、
家を建てないほうが良い
のではないかと思っています。
最後までお読みくださり
ありがとうございました☺️
地域によっては
地盤が堅固で
地震の心配がないところも
おありだと思います。
そちらは今回の話には
含んでおりません🙇🏻♀️💦💦