Revised BIG DIPPERⅢ
LESSON9
Alfred Nobel:A Person of Peace
LESSON 9
”死の商人,死す。”この新聞の見出しは,1888年4月13日にアルフレッド・ノーベルの死を報じたものであった。ダイナマイトの発明者であるノーベルは,悲しそうに新聞を置いた。いや,彼は死んではいなかった・・・兄のルードヴィッヒがその前日に亡くなり,フランスの新聞が誤って報道したのだった。にもかかわらず,アルフレッド・ノーベルは動揺した。このように世界は彼のことを覚えているのだろうか?彼はいのちを救うためにダイナマイトを発明した,つまりそれは,以前の弾薬でトンネルや鉄道の建設中に失われるであろういのちである。
ノーベルは,世間が自分に抱いているイメージにとても憤慨していた。1895年,スウェーデンの冒険家が北極遠征の計画を発表した。彼の計画はノーベルを触発した。今,彼は自分の富をどうすべきなのかわかったのだ。彼は遺言に,自分の全財産は科学や文学,そして世界平和において名誉ある業績をあげた人に使われるべきだ,と残している。
アルフレッド・ノーベルは1896年に亡くなった。彼の計画を知ったとき,人々は驚愕した。彼の死は誤報だったが,この誤りのおかげで彼が決めたことは世界に彼が望むイメージ,つまり平和の人,アルフレッド・ノーベルというイメージを与えたのだ。
merchant 商人 headline 大見出し
dynamite ダイナマイト disturb 不安にさせる
explosive 爆発物 upset 気分を害する
adventurer 冒険家 announce 公表する
expedition 遠征 wealth 富
entire 全部の fortune 財産
honor 名誉ある literature 文学
amazed 非常に驚いた error 誤り
all the same それにもかかわらず
even though ~だが(thoughの強調表現)
Read It Through
A
1. 死の商人(b)
2. 不安にさせる(b)
3. 富(a)
4. 遺言(b)