ホラーが苦手だけれど遊んでみたい。

それっぽいだけでホラーではない作品ならできるのではないか。

そんな中みつけたインモスト。

見るからに怖そうですがホラーではないようです。

 

 

ほんとに???

このビジュアルで怖くないとかあるんでしょうか。

それを確かめるためにも始めてみました。

 

そして結論から言うと、怖いシーンもありますが

そこがメインではない素晴らしい作品でした。

怖いのは命が脅かされ逃げるような場面があるという感じです。

攻撃してくる敵などがいるのであっさりゲームオーバーになってしまうこともありますが

直前からすぐ始められるのでストレスはありません。

 

本編は移動と調べるのみの女の子

ジャンプなどができて道具を使いつつ主に探索をするおじさん

ジャンプはできないけど攻撃ができる騎士

 

の3人で進んでいきます。

メインはおじさんで合間に女の子や騎士が出てきます。

女の子は家にいる女性から完全に存在を無視されている。

おじさんはファンタジーな世界を探索しながら何かに辿り着こうとしている。

騎士は敵を倒しひたすら光を集めている。

 

まったく関係のなさそうな3人がたどり着く先とは。

 

気になってあっという間にクリアしてしまいました。

遊んでよかったと本当に思います。

ただおじさんも光を見つけることができるんですが

なんとなくジャンプしたら落ちてきたとか、なんとなく行ったらあったとかが多く

そんな偶然見つけらるようなのを60個も集めないといけないの?という気持ちになりました。

でも85個中の60個なので意識すればあっさり集めらられました。

 

 

 

 

 

 

ここからとりとめないネタバレ

 

 

うさぎのぬいぐるみの口が悪いのは世の中の悪意に触れすぎたせいなんだろうなと思います。露悪的にもなるってもんです。

そこにうさぎの優しさを感じました。

 

そして重要なこと。

プレイヤーのおじさんと女の子の家にいるおじさんは別の人。

ここがわからずに最後混乱しましたし、

なんで家庭がこんな状況なのに別居してるのかと思いましたが分かれば納得。

納得、はしたけどさぁ・・!!というやるせなさ。

 

女性が女の子に手紙を渡したところ。

これは優しさに見えますが最後まで拒絶していたと感じました。

あなたのいる場所はここではない。

伝えたいことはシンプルにこれだと思います。

女性も限界だったのでこれが精いっぱいだったと思いますが悲しくなります。

下手に情をかけていればさらなる悲劇が起きていたと思うと考えてしまいます。

 

でも騎士のことを考えるとまた違って見えてきました。

騎士は女性の旦那ですが

預言者の言葉から察する旦那はかなりのモラハラです。

女の子には優しく寄り添っているように見えますが

一番寄り添うべき妻には寄り添わず逆にストレスを与え続けています。

火事から友人の子供を救ったように見えていましたが

預言者は騎士が火を放ったと言っていました。

ということは放火した疑惑が出てきます。

屋根裏部屋に火事の新聞記事を貼っていることで信憑性が増してきます。

つまり花(子供)を盗むための犯行だったということでしょうか。

これは救われません。

そうすると女性の行動は巻き込んだ女の子を正しい道へ戻すためものに感じます。

 

女の子は自分を誘拐されたと思っていますが

逃げ出そうとしたりせず大人しく過ごしています。

一度玄関のドアを調べた時にうさぎが火を放とうと言いました。

その時にかなり強くもう二度とそんなことを言わないでと怒ります。

つまり火事の記憶があり、

自分の両親がどうなったのかを感づいているということではないでしょうか。

 

探索している時に白い仮面のクリーチャーに激しく命を狙われる展開があります。

それも2体。もしかしたらこれは女の子の両親の思念だったのではと想像してしまいます。

 

形だけでも元の家族に戻りたかった人。

子供を喪ったのに生きている別の子が家にいることに絶望した人。

自分がすべてを失っていることに薄々気が付いている子。

息子夫婦に手を差し伸べるのが遅く、ひどい痛みを抱えることになった人。

 

主人公の後ろにいる影は化け物のように思えましたが

これは消えることのない痛みを表したものでした。

愛があるから痛みもある。だから痛みのない人生はないのだと思えます。

ここらへんはもっと深く考えられそうですが私にはこんな簡単な言葉が限界です。

 

今どんなに辛い状況であっても明日がきます。

その時にそばに自分の話を聞いてくれる相手がいる。

それがとても幸せで辛く明るい光になると思う作品でした。