〈くまのひとりごと〉



脳出血による左半身麻痺を発症してから

来月の8月22日で丸12年になります。



リハビリ病院に転院してからは

とにかく歩きました。



PT、OTから止められるくらい歩きました。



退院してからも、そして再就職しても

時間を見つけては、とにかく歩きました。



当時は、歩く質、歩容等は関係なく

ただただ、歩くスピード、距離だけしか

考えずに歩いてました。



その結果

長い距離、歩行スピードともに

健常者と一緒に歩けるくらいには

なりました。


でも、その代償に

麻痺側は筋緊張で痙縮が酷くなり

毎日、どこかしらに痛みがあって

日々、痛みに悩まされることになりました。


本当にしんどかった。



三年前にAMZ療法に出会って

がむしゃらに歩くことを止めました。



筋緊張の原因である癒着を剥がして

もらってからは日々の身体の痛みからも

解放されて凄く楽になりました。



癒着剥がしは三年経った今も

四週間に一回継続してます。


その効果なのか

なんとか装具無しで外を歩くことも

可能になりました。

(会社の出勤時は装具を着けてます)


装具なしで歩くようになってから

凄く感じることがあります。



それは

歩く体力が凄く落ちてることです。



装具無しだから麻痺側の体力がないのは

当たり前かもしれないけど健側も含めて

体力が落ちてる気がするんです。



コロナ禍でテレワークが増え歩く機会が

減ったことも一つの原因でもあります。


ただ、それよりも

意識的に歩くことを減らしてたことが

一番の原因な気がします。



逆に

最近は歩くことって大事なんだなって

思うようになりました。



ただ、以前と違うのは

量より質を重視してるところです。



距離やスピードにとらわれず

歩行に必要な筋肉や歩幅を意識しながら

代償動作を行わずに正しい歩容を意識して

時々スピードも少しだけ意識しながら

無理なく上肢、下肢ともに筋緊張が

上がらないくらいの度合いで

歩くようにしてます。



歩き過ぎも良くないけど

歩かな過ぎも、また良くない

わたしはそんな気がします。


これは、あくまでわたしの場合ですけどね。