前回の続きになります。
定刻になり黒須氏の紹介で原田プリスキン氏が登場↓

続いて原田氏の呼び掛けで3人のエイリアン、ひいてはGIGERフリークが壇上入りしました↓

※左から原田氏(豆魚雷)、藤本圭紀氏(原型担当)、ワタル氏(サイコモンスターズ)、榎本氏(大日本工房)。
全員で乾杯し、トークイベントがスタート↓

お題はエイリアンデーということで「エイリアンとは?」みたいな予定だったそうですが話は逸れ、さっそく例のプロジェクトの話題に・・・(゜∀゜)↓

開発にあたって原田氏と藤本氏が取材で訪れたギーガー・ミュージアムの話から始まりました↓

目的のギーガーズ・エイリアン・スタチューは撮影禁止エリアに展示されていたらしく、2日間掛け細部に渡り手描き模写して来たとのこと(爆)↓

気の遠くなる様なお話でしたよ・・・(^u^;)↓

続いてドイツ(フランクフルト)のフィルム・ミュージアムでのお話も聞くことが出来ました↓

ここに展示されているエイリアンは当時、撮影で実際に使われたとされるスタント・スーツなのですがここで衝撃の事実が発覚したんだそうです(爆)
それがなんと足の裏にも蛇腹のディテールが確認出来たとのことでした↓

しかも首から胸元に掛けて貼られている蛇腹パーツと同じものだったとか(^^;)↓

プロジェクト・メンバーの誰もが知らなかった事実に激震が走ったらしく、なんと入場特典で配布されたポストカードの1枚はこの写真でした(笑)↓

更に腰の脇にあるこのディテールなんですが、これまでパイプだと思っていたこのパーツが実はチャックだったことも判明っ!?↓

昨年のコミコンでも展示されたプロトタイプについてはパイプのディテールだったのですが完成版についてはここを全てチャックのモールドに変更したとのこと・・・(゜∀゜;)↓

ちなみに現在中国にある完成版の原型はプロトタイプより膝下が少し長くなっていたり、顎のラインが若干変更されている上に製品にした時の収縮率を加味し、107%のサイズだそうです( ̄∀ ̄;)
改めてこのエイリアン・プロジェクトの“凄さ”と言いますか“執念”を思い知らされた瞬間でした(><;)↓

またこの日、予約開始となったTORCH TORCH(トーチトーチ)のエイリアン“ビッグチャップ”リングについても原型を担当されたワタル氏から開発の裏話等を聞くことが出来ました↓


※写真は去年のコミコンで撮影したものになります。
またガンダムシリーズ等のメカデザイナーとして有名な瀧川虚至氏がデザインしたエイリアンTシャツの新プロジェクトがあるそうで、なんとこの日、ご本人が原画を持参して会場に駆け付けてくれたのでした(爆)↓

蛇腹の数も全て数えて描いたという繊細な作品に一同総立ちで見入ってましたよ(笑)↓

さらに氏が趣味でフルスクラッチされたというビッグチャップ・ヘッドが登場↓

これには藤本氏も興味津々のご様子でした↓

と、ここで前半の部が終了。
休憩中、このイベントの為に榎本氏が制作してきたという屈みポーズのエイリアンを拝見させて頂きました↓

実はこれ、コナミの食玩(写真:左)をベースにカスタムした物だったりします(゜Д゜;))))↓

他にも大のニューウォーリアー好きで知られるHeiさんの作品も見させて頂く事が出来たんですよ~(^∀^)/

やはりHeiさんのニューウォーリアー愛には凄まじいものを感じました(爆)↓



気が付くとテーブルの上がカオスな光景に・・・(^^;)↓

そしてibiza兄さんが現在制作中のエイリアンが登場↓

なんと基がmpcエイリアンだというから驚きっ!?(゜Д゜;)↓

これ本当にmpcなの??って感じ(笑)↓

このボラジ・カスタムはmpcエイリアン史に残る名作になることは必至です↓

休憩時間すら気の抜けないイベントでした(^∀^)↓

後半の部は各々が想い入れのあるフュギュアの話からスタート~(*^^*)↓

トークの途中、原田氏がこんなエイリアン・ヘッドを取り出しました↓

ご存知の方も多いと思いますがこちらのヘッドは「エイリアン制作25周年記念アニバーサリー・コレクションDVDボックス」の特典で付いて来たエイリアン・ヘッド型のDVD収納ボックスになります↓

ちなみに収納するとこんなイメージ↓↓

なぜこれが原田氏にとって思い出の品なのかと言うと実は当時、サイコモンスターズのワタル氏がこれにヒットする内蓋(通称:ツチノコ)を制作・販売したのですが購入するにあたり初めてワタル氏と直に話すきっかけとなった物とのことでした(^^)↓

するとワタル氏が徐に知る人ぞ知る、あのツチノコの原型(塗装済)を取り出しましたよ(爆)↓

興味津々に見入る原田氏(笑)↓

塗装パターンにも個体差があったそうです↓

そして最後にお聞きしたお話は“ビッグチャップ”という呼び名の由来でした(゜∀゜))))
それはアメリカのSF映画雑誌「STARLOG/スターログ」に初めて活字で“the big chap”と掲載されたことが一番有力な説なんだそうです↓

簡単に言うと“ビッグチャップ”とはスタッフの間で呼ばれていたちょっと雑(卑猥)な呼び方だったとのこと(^=^;)
尚、この記事には「“the big chap,”or“the big fellow,”(“ビッグチャップ”若しくは“ビッグフェロー”)」という文面があり、万が一これが逆だったら“ビッグチャップ”ではなく“ビッグフェロー”というのがエイリアンの呼び名として定着していたかも・・・との貴重なお話を聞くことが出来ました((((゜Д゜;))))↓

この様にたいへん興味深い話ばかりでした♪
こうしてあっという間にイベントは大盛況のまま終了。
帰りの出口では途中ご紹介した瀧川氏の原画を間近で拝見することが出来ました(^∀^)/

ここぞとばかりに脳裏に焼き付けて来ましたよ↓

いやぁ~しかし本当に半端ないマニアック・トークの連発でしたねぇ~(^Д^;))))
今回は非公開イベントということもあり、途中突っ込んだ内容も多々ありましたがそれこそ、こういったイベントの醍醐味と言えましょう( ̄∀ ̄)ムフフ。
次回は6月開催予定で、その頃にはエイリアン1/3スタチューのデコマスも出来上がって来る予定だそうです!!!((((゜∀゜))))
スケジュールの都合さえ付けば次回も必ず参加したいと思います♪
こんな感じで今年のエイリアンデーもたいへん内容の濃い1日を過ごすことが出来たのでした~\(^∀^)/
※最後に私事でたいへん恐縮なのですが今回、1つだけ分かったことがあります。
やっぱりあの帽子はブレットだからこそ被って様になるんですね(爆)↓


という事で私ももっと歳をとって貫録が付くまで封印したいと思います・・・(^∀^;)↓

いったい何年後のエイリアンデーで被れるのでしょうか??
その答えは「聞くな!」だ(笑)