9月から12月まで月2回の開催で、計9回の区民向け健康講座に申し込み、ウォーキングを兼ねて区役所に通っているのですが、第2回目のお題は、厚生労働省・農林水産省肝いりらしい『食事バランスガイド』の説明と使い方について。

 

 

2005年に施行され、今年で施行18年目らしいのですが、一般に広まっていないそうで、理由を考えてみて下さいと講師の方が仰っていたので、考察してみるの図。

 

****************************************

 

このバランスシート、使い方は年代・性別の区分に従って、3パターンから自分が属する区分を選び、1日に必要なエネルギー量を示した独楽を用いて、1日の食事を色塗りして行くというもの。

 

私の場合、身体活動量ふつう以上の12~69歳女性、1日の必要なエネルギー量2000~2400kcalというコマを選んで、課題で出ていた任意の1日の食事メモを元に、点数を計算して、点数に応じたコマの区分を塗り塗り。

 

 

色塗りして判明した事は、主食の必要点数7点に対して5点しかなく、1日に必要なエネルギーが足りていないというもの キョロキョロ。そりゃ~太れないワケです...炭水化物足りて無かった...照れ。この知識を得て、意識して炭水化物の摂取量を増やした所、体重が増え始めました。ほっと一息 うさぎのぬいぐるみ

 

牛乳・乳製品、果物については、意識して摂取しないように心掛けていたのですが、時々は摂取しましょうという講師の方のお話を受け、乳製品については一番害の無さそうなチーズ、果物については、すだちやかぼすがOKなら、これもOK?と思われる青みかんを解禁してみました。乳製品については、やはり鬼門な気が...汗うさぎ。青みかんは、小さいサイズという事もあってか、時々なら大丈夫そうです。

 

思いの外、お役立ちなバランスガイドだったのですが、普及を妨げる要因として、点数計算が難しい、という事が挙げられると思われます。

 

今回は2時間半ある講義の中で、みっちり時間を使って、1つ1つの項目について、分からない時は、講師の方に確認しながら、なんじゃそりゃ 凝視?という部分があっても、投げ出す事なく、全部の項目を走破出来たのですが、セルフガイドで埋めるのは、かなり難しいと思われます。

 

例えばご飯の単位は、軽く一杯と、茶碗一杯と、茶碗大盛りで示されていて、軽く1杯は、およそ100gらしいのですが、そもそも、家で食べるご飯の重量を測った事のある人はいるのでしょうか?このg表示な時点で、参加されている皆さんの理解ハードルがぐ~んと上がった感がありました。お弁当屋さんの測り売りじゃあるまいし、お家で食べる米の単位は、何合炊いて何回の食事で食べ終わるか、で把握している方がほとんどでは?と思います。この点数制においては、恐らく、1合を3点と考えていると思われるのですが、そう表示した方が分かり易いのでは...。

 

おかずについても同様で、酢豚なら一皿3点とか、南蛮漬けは2点とか決められているのですが、お店じゃあるまいし、お家で食べる場合、皿洗いの手間も含めて、大皿に盛って出したのを、各自が取り皿に取って食べる、が普通じゃないでしょうか?

酢豚なら、例えば豚肉50gで1点とか、南蛮漬けなら小鯵2匹で1点のように、食材の分量で点数を表示してある方が、数えやすいと思われます。

 

全ての表示が、個食前提の料理名ありきで、外食率の高い食生活を送る人(思い返せば、社会人生活を送っていた頃は外食率97%くらいで、家ではお湯を沸かす位しか台所使ってなかった...)が作ったんだろうなと思われる、お家ご飯がメインの食生活を送る人には、非常に使いにくいモノになっております。

 

講師の方は、そうね、だいたいね~の心構えで使って頂くのがポイントと仰っておられましたが、一般家庭への普及を目指すのであれば、主婦パネルとかを活用して、使い勝手が良くなるよう、点数換算表を改善しないと難しいと思われます。誰の使用を想定しているんでしょう...うーん

 

 

 

※イラストはあちこちからの借り物