『微微一笑很傾城』について、気が済むまで語り隊。第1話足あと。思いっきりネタばらしてますよ~ おねがい

 

 

 

 

鄭爽@貝微微/盧葦微微

先々の楽しみを取っておくならば、このドラマ、オープニングロールの1分30秒と、エンドロールは飛ばし必須。

 

のっけから、ゲームの実写で始まる、このドラマ。

微微を演じる鄭爽ちゃんが棒切れで、露出過多衣装が寒々しい。身長168㎝もあるのに、体重35㎏だったらしい...びっくり。原作における微微は『わがままボディを持つ妖艶な見た目』という設定につき、ネチズンに「紙人形」と叩かれたそうな...。言い得て妙。48㎏位あれば、称賛の嵐だったやも...。

 

<わがままボディ参考>

AOA설현 167㎝ 47㎏

 

 

鄭爽ちゃんは初見でしたが、真水無香役は最近良く見る顔。

 

張赫@甄少祥/真水無香

顔濃い。女好きのイケメンお坊ちゃまという役所なのですが、塩顔の楊洋の当て馬としての、敢えてのソース顔?

 

このドラマ、ゲームのプレイヤー名に、プレイヤーの人となりが、色濃く反映されてて、逐一意味を調べずにはおれませぬ。

 

真水無香、老子の『道徳経』にある言葉で、真の水は香りが無い、即ち、世俗に塗れていない本物はいかなる俗臭も持たない、的な意味と思われますが、こんな名前を付ける心理って、無我の境地をアピール?漂う意識高い系臭...ブタネコ

 

微微がプレイしてるオンラインゲーム 『新倩女幽魂』。

 

実在のゲームと組んだこのドラマ。ゲームの宣伝をしていた楊洋は、プレイヤーとして登録し、ドラマの放送前に、羊毛羊(楊洋ファン)と一緒にプレイしていた模様...。鼻血ものですね...。

 

ゲーム会社側のリリースによると、楊洋は神レベルの達人だそう。

 

ドラマの中で、ゲームの場面は、実写とCGの両方出て来るワケですが、監督曰く、版権獲得当時、ドラマの肝である、ゲーム場面の再現が技術的に難しく、制作を先送りしたそう。つまり、作れるようになった、2015年当時の最新の技術を駆使して作られているのですな。

 

 

ワタクシ、ゲームと言えば、ファミコンのスーパーマリオしかやった事がなく、ちんぷんかんぷん。ドラマを見てる時、ゲーム場面をスクショして、じっくり見たいと思っていたのですが、じっくり見てもよう分からん ぐすん。オンラインゲームやった事あれば、ああ、そういう奴ねって、自明なのでしょうか。

 

微微のプレイキャラ 女刀客

 

K-POPのお色気路線のガールズグループが着てそうな衣装。

 

微微のプレイヤー名、盧葦微微の意味は、細々と生える葦、だと思いますが、ネーミングの元になっているのは、本名の貝微微。姓の貝を盧葦にする事で、平凡な成語に変換。貝を盧葦にしたのは、意味もさることながら、音の類似、貝(Bèi)☞盧葦(Lú wěi)、も理由?ここから推測される微微のゲーマー心理は、面倒臭がり且つ、細々としぶとく、我が道を行く隠者?

 

 

これまで、仕事でどんなに中国語運用能力の市場価値の高まり(かつて英語運用能力に付随した、ウリになるというウェポン感)を感じても、習得に全く興味なかったのですが、このドラマのせいで、中国語のサイトを検索して、Google先生に意味をお尋ねするという、新習慣を育みつつあります。

どれが主語でどれが述語なのか、単語はどこで切るのか、時制はあるのか、人称にバリエーションは無いのか、謎多過ぎ。コピペしてペイっと先生に丸投げ。

Google先生は、文法の異なる言語間の翻訳は、あまりお得意ではあらせられないため、昔漢文にレ点を打った朧気な記憶を頼りに、英語に似てたはずと、中国語から英語に訳していただき、意味を推し量っております。

 

義務教育の一環として漢文を学ばされる日本と、日本より遥かに大陸の影響下にあり続ける、お隣の国の文法はそっくりなのに、なぜ両方の知識人の教養であった漢文の文法は全く異なるのか、不思議でなりませぬ。

 

 

閑話休題 あしあと

 


1話のハイライト其の① 真水とのカップル解消

 

ゲーム上でカップルを組んでいた真水無香に、写真を交換しよう、リアルで会ってご飯食べようと誘われ、ゲームの中だけの付き合いにしましょうと断ったら、カップル解消しようと告げられた微微。

 

オンラインゲーム、イマドキの出会いの場なんですね。プレイヤー名だけなら、真水無香と蘆葦微微、どっちも世俗を離れて、修行してそうな草食感が漂っているのに、プレイヤー名が、ゲーム内におけるスタンスの意思表明な微微に対して、真水は、女性を警戒させないよう、敢えて草食を匂わせる釣り名だったのか...とウケました。このエピソードを踏まえて、真水のプレイヤー名を吟味すると、経験豊富なハンター臭が漂いまする。

 

カップルになったり解消したりするのに、ゲーム内にある三生石を訪れるのですが、この三生石、『十里桃花』で見たな~と。ゲームを媒介にする事で、現実のまま、ファンタジー要素を取り込んで、広がりと奥行きを持たせているのが、今までにない手法に思えます。面白い 爆笑

 

 

普通のドラマなら、すったもんだする別れの場面。「カップル関係を解消しますか?」「ハイ」を押して終わりですよ。感情のもつれもなければ、別れた後の自棄酒もない。未だかつて、こんな無味乾燥な別れの場面があったでしょうか?ゲーム上のという括りのお陰で、簡単にくっついたり別れたり。斬新 キョロキョロ

 

 

<ゴマ粒おまけ>

微微が、写真の交換は断り、且つ女にしては強過ぎるため、女のフリした男と噂されていると教えるゲーム仲間の妮妮。

 

 

この女のフリした男、日本語の字幕はネカマでした。男性がネット上で女性を演じる場合に用いられる言葉だそうな...。このドラマのおかげで、日本語の語彙を拡げつつあります。

 

この微微のゲーム仲間、雷神妮妮というプレイヤー名だけで、実名は出て来ないのですが、原作者の顧漫さんの愛称、妮妮媽だそうで、作者のアバターですよね?お節介でゴシップ好きという設定ですよ 爆  笑。ゴマ粒の楽しみ多過ぎる~。

 

 

 

※画像はあちこちからの借り物あり