いや~パク・チウン作家のお書きになったドラマ、星君しか見ておりませんけど、素晴らしい作家という認識でおりましたが、更にその認識を深めました。4話にして、ワタクシ既に感動しております。
ヘタにスレてない新人だからこそ、PDとして本当に大切な事、スンチャンはやってのけちゃうんですよね。これで入社5年目とかだと、そんな人いないでしょって思っちゃうんでしょうけど、社会人1年目っていうのが、やたらと説得力があると言いますか。
ドラマとしてののめり込み具合(次週が待ち遠しくて指折り数えてしまう度合)は、『プロデューサー』の後にやってるヨ・ジング君主演 『オレンジマーマーレード』の方が高かったりする、おバカなワタクシですが、『オレンジマーマーレード』は見てて面白いだけで、消費しちゃう感じなんですけど、『プロデューサー』は、続きが早く見たい~っていう切ないドキドキハラハラはあんまりない代わりに、見てると自分の新人時代やら、自分が苛めたひよっ子sやら、段々会社に染まって行って要領良くなっちゃった事とかが思い出されて、つい感慨に耽っちゃうドラマといいますか…。これ、社会人やった事ある人じゃないと、見てて面白くないんじゃないかと思うんです。あのワザとじゃない大ポカやって、背中から血の気引く瞬間とか、責任感じてお先真っ暗になっちゃう感じとか。別に命に別状ないのに、それが自分の全人生に感じられて、憂鬱になる感じとか。ワタクシが働いていた職場において、全員が青ざめるようなアクシデントが起こった時の、本部長の口癖は「大丈夫、死ぬワケじゃないから」←これ聞いてみんな、確かに死にはしないけど、これからしばらく超残業で挽回しなきゃじゃんかよ~仕事が全ての人生なんて嫌だ~。゚(T^T)゚。っていう…。
スン太郎が、教えて貰ってもいないのに、PDとして基本中の基本ながら、超重要(そして、要領良く仕事こなして何ぼを覚えた先輩PD達がバカにした)出向いて直接本人に交渉する、を実践中の図。
ここで重要な事、スン太郎は自分の言ってる事、信じてるんですよね。
相手を丸め込もうっていう気は微塵もなくて、100%誠心誠意。
こんな怖い大蛇に睨まれて
目も合わせられないくせに
迎合しないで、自分の思ってる事は言う
だから、シンディの心に届くんですよね~。
IUの演技見るの、『ドリームハイ』以来ですけど、こんな表情出来るとは。
これ、スン太郎が新人だから出来るんですよね…。何の計算もなくて、どうせダメだろうという諦めもなくて、思いを込めれば誠意は伝わるって、自分の事も相手の事も信じてる。それが無意識だから、余計に伝わるんですよね。このシーン、本当にじ~んと来ましたん。
最後にお馴染み、重箱の隅をつつくコーナー
(また新しいコーナーが…)