心・技・体

 のの部分を考察してみたいと思います。あくまで個人的な意見ですので、サラッと読んでくれたらと思います。

 陸上競技とは

 走・跳・投

3つがあります。

・速く走る

・高く、遠くに跳ぶ

・遠くに投げる


 皆さん、何か成功した時の快感を感じた事ありますよね?テストで良い点取る、カラオケで良い点数とる。或いはスポーツならば山登り。趣味としてならプラモデルなんかも同じですね。


ドーパミン

ドーパミンは快楽物質とも呼ばれていて、楽しいことをしている時や目標を達成したとき、褒められたときなどに分泌されます。やる気を出してくれるのも役割の一つです。

ある行為でドーパミンが放出されて快感を得ると、脳がそれを学習して、再びその行為をしたくなります。さらに大きな快楽を得ようとして努力をするようになります。

文部科学省からのお言葉を拝借しました。



 最近、練習後に保護者でのランニング会をしてあります。当然、全員が参加する訳ではないですし、時間的にも体調的に走れない方もいます。

 最近走り出した保護者達が継続する事でどんな変化が現れるのでしょうか??🤔🤔🤔

 最近このblogに上がる写真。日本一傾斜のキツイ坂道を走ってる写真なんですが、走ってる最中は無茶苦茶キツイんです。そして、苦しい、シンドイが暫く続くと腹立つ!って言う変なメンタルになります

 

 アドレナリン

 よく聞くワードですよね。

 アドレナリンが過剰に分泌されると、不安・イライラを感じやすくなります。
 些細なことで怒ったり、むやみに攻撃的な態度を取ったりすることも少なくありません。

 ところが、ゴールして達成した瞬間

 オキシトシン

が溢れて来ます。ストレスが継続的にかかって、それから解放された時にリバースとして嬉しい気持ちになりますよね。

「オキシトシン」は「幸福ホルモン」「愛情ホルモン」などとも呼ばれます。

オキシトシンには精神を安定させる作用があります。
一例を以下に挙げます。

  • 幸福感を高める
  • ストレス・不安・恐怖を緩和する
  • 他者への愛情が高まる
  • 脳の活性化

オキシトシンが分泌されると、イライラ・不安などがやわらぎ、代わりに他者への愛情・信頼がわきやすくなります。だからランナー仲間は仲良しさん多いしみんなを尊重し合う傾向があるんだと思いますね。

 長距離の練習を例にあげましたが、その他の種目でも同じです。バトンパスがバッチリ決まった時の快感、スタートが完璧に決まった瞬間、スタートからゴールまでの10何秒を理想的に走れ、良いタイムが出た瞬間幸せホルモンで溢れます。

 つまり

オキシトシン〜ドーパミンの循環ですね。

成功体験で快感を覚え、その快感を求めてまた努力する。全てのスポーツに共通しますが、芸術や勉強でも同じですよね。

・全て解き終わった瞬間の達成感

・完璧に演奏が終わった時の達成感

皆さん、何か覚えてませんか?人間が努力するには必ず成功体験が必要です。だから成功しなきゃ本当の楽しさはわからない。じゃあ成功する為には。やっぱ努力しかないんですよね。ただ、努力と辛さの比率が狂ってしまうと、燃え尽きてしまう、継続出来なくなってしまう。

 だから、我々『指導者・保護者・大人』が継続出来るように、或いは燃え尽きてしまわないように、努力する事の大切さをわかって貰う為に、上手くエスコートしてあげないといけない訳です。これはここ数年、ずっと僕が考えさせられてるとこです。何故なら、自分自身が1番苦手な持久走を暫く続けているからなんですね。

 最初から、得意とか好きだけでは続けられない理由があったりもします。続けてると成功したから、今も続けてられる訳なんですね。

 同じ経験してもみんな同じゴールにはいきません。かと言って個々を尊重し過ぎると選手と視野が狭くなる。ある意味永遠のテーマだと思いますので、満足せず、常に考えながら指導しなきゃ!と自己啓発の日々です。