[インタビュー]キム・ナムギル " 'パンドラ'、死ぬほど大変だったが意味大"① | くまのブログ

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[インタビュ]キムナムギル " 'パンドラ'、ぬほど大変だったが意味大"

 

http://enews24.tving.com/news/article.asp?nsID=1136260

enews24 キム・ジヨン記者

 

俳優には自然とイメージが生まれる。出演する作品とキャラクターによって、望もうと望むまいと、それなりのオーラが生まれる。演技キャリア10年を遥かに越えた俳優キム・ナムギルにも付きまとうイメージがある。何か、洗練された(*1)スーツがよく似合う「高慢な(*2)都市男」だ。

 

 *1 각 잡히다 <カク チャピダ> 각 は「角」→ファッション関係で使われると洗練された、とか、かっこいいなどの

   意味のようです。日本での外来語としてはエッジの効いた、かな、と思いましたが、それだと少し違うイメージ

   (先鋭的、のような)でしたので、ここは‘洗練された’としてみました。

 *2 도도하다<トドハダ>には、滔々たる/よどみなく流れるような、という意味もあります。

 

そんな彼が最近相次いで別の選択を示している。その中で大衆に最も深く刻印されたのは、おそらく「海賊:海に行った山賊」(2014)ではないかと思う。気さくでコミカルなイメージが引き立って見えたこの作品を起点にキム・ナムギルの知らなかった魅力が十分に発揮され始めた。

来る7日に公開される映画「パンドラ」(監督パク・ジョンウ 提供/配給NEW)でもキム・ナムギルは、これまで演じた作品とは全く違った魅力を見せてくれる。気さくで不真面目に見えるが決定的な瞬間、家族に向かって熱い愛を示すような男としてスクリーンをいっぱいに充たした。

「撮影した時よりよく出てきたのが意外にも多くて驚いた。(笑) 実際、原発という素材は、人々がよくわからない分野だから私もやはりCGがない状態で、想像だけで演技するのは容易ではなかった。それでもCGが入ると、観客の方々が理解するのがちょっと容易になったようだ。」

実際、大変だったのは演技だけでなく、撮影現場自体が災害だったと彼は打ち明けた。災難映画の特性上、撮影現場がたやすいものだけはなかったからである。

「現場自体が災害だと思えて(笑)取り交わす言葉がトランシーバーでもよく聞こえず、声をあげることが多かった。それで難しい点が多かった。映画の中のジェヒョクがブツブツ言う姿が現場の中の本当の私のようだった、ハハハ」

 

映画「パンドラ」は、歴代最大規模の大地震に続いて韓半島を脅かす原発事故まで、予告なしに訪ずれた大韓民国初の災害の中で最悪の事態を防ぐための普通の人の死闘を描いた作品である。劇中キム・ナムギルは田舎の村ウォルチョンリの発電所の従業員であり、平凡な青年ジェヒョクとして身近で純朴な姿で飾らない演技を見せてくれた。

キム・ナムギルは「パンドラ」でこざっぱりしたスーツやメイクアップを放棄したまま気さくな近所の兄に変身した。

「俳優としてのイメージを思い浮かべる時、一つの明確な軸があったらと思った。トニーレオンのように好きな俳優の姿を追求してみると冷たくて都会的なイメージを持つようになった。ただし、あまりにもそちらに行くのではないかと思ったよ。だから、力を抜いた気楽なキャラクターを探して、ジェヒョクがそんな人物だった。事実、以前だけでイメージが固定化されていることについて焦燥感が生まれた。しかし、今はたくさん空きが出て(余裕ができて)毅然とするようになった。そうしたら、より気楽にキャラクターを演技することになった。」

このような過程についてキム・ナムギルは「年を取る過程と楽に考えている」と述べた。時間の経過とともに彼はキャラクターに合わせて服を着るということについてさらに余裕を見つけていた。

もちろん、「当分の間は、災難映画が怖い」と言うほど「パンドラ」は、キム・ナムギルにとって容易ではない作品だった。作品自体が込めメッセージだけでなく、災害映画自体が与える難しさもあるので。

 

「当分の間は、災難映画はしたくない。(笑)それほど苦労だったし容易ではなかった。特に最後のシーンのために二日間(*)食事を抜いて撮影に臨んだほどに集中して作った。本当に死ぬようだったおかげで、リアリティがとても生きたようだ。」

実際に会ったキム・ナムギルは、劇中ジェヒョクのように気さくに話していたのだか、よどみがなかった。「パンドラ」を演出したパク・ジョンウ監督に向かって「本当にぶつかり合おうと言ったからね」と言うほど無遠慮なコメントとその中に限りない愛情を込めた男の中の男だった。「パンドラ」は、この映画が与えるメッセージだけでなく、「男の中の男」キム・ナムギルの演技変身もまたよく表わした作品である。

写真提供= NEW 

キム・ジヨン記者butthegirl@enews24.net

 

 

 

 * 先日訳した記事では‘3日’飢えた(食事を抜いた)となっていたように思うのですが…^^;

     いずれにせよ、まさに監督のおっしゃる‘心血を注いで’、(スタッフも俳優も) 作り上げ

   られた作品。 大ヒットしますように。

 

 

 

 

 

 

そして、、、

ギルさんの4年間が込められた思い、訳しあぐねていましたが、日本語の記事が出ていましたので記録として↓

「パンドラ」キム・ナムギル「方言と15分の演技、諦めたくなるほど苦労した映画」

http://mottokorea.com/mottoKoreaW/mFunJoy_list.do?bbsBasketType=R&seq=46336