19年ぶりのクリスマス満月 | 久万高原天体観測館の星と自然日記

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12月25日は日本で19年ぶりの「クリスマス満月」でした。
久万高原でも天候が回復して観測できました。

19年には意味があります。メトン周期です。
これは19年は235朔望月にほぼ等しいという周期です。
新月から新月までを朔望月といいます。約29.53日です。
19年は365.2422日*19年=6939.6日です。
235回の月の満ち欠けは235*29.53=6939.55日です。
(もっと精度のよい解説がネットにありますが、このくらいで良いでしょう)
算数でいうところの「最小公倍数」というものですね。

月の満ち欠けは19年ごとに、同じ月日に同じ形になります。
昨晩のクリスマス満月がその通りです。
数字が出ると頭が痛いのでこのあたりで終わりましょう。
難しい話ぬきにきれいな満月でした。写真をアップしておきます。

クリスマス満月