金星食 | 久万高原天体観測館の星と自然日記

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 今年は「金」の付く天文現象が多いです。これまで「金環日食」「金星の太陽面通過」がありましたが、今年最後の「金」は「金星食」という現象です。 金星食は月が金星を隠す現象です。空が暗い好条件で見られたのは1989年12月2日の夕方のことだったので、実に23年ぶりという珍しい現象と言えます。

 8月14日早朝の現象なので、早起きして観測することになります。月が金星を隠す時刻は、久万高原町で2時42分から43分です(金星は大きさがあるので、約1分かけて隠されます)。残念なことに月の高度は東の空約7度と低空ですから、東の空の見通しが良くないと観測できません。しかしその後に金星が月の後ろから出現します。時刻は3時26分から27分にかけて出現します。月の高度は約16度ですから、観測場所さえ探せば見えそうです。
次回の好条件な金星食は2063年です。
*時刻は地域によって変わります。ソフト等で時刻の確認をお願いします。

ステラナビゲータで作成(金星の出現)

金星食