イタグレ レイさんの『今日のひとりごと』 -23ページ目

夜空を見上げてごらん…

イタグレ レイさんの『今日のひとりごと』-2011.03.13. 自宅にて


夜、お家へ帰る途中、ふと夜空を見上げた…。

そしたら、月のまわりに大きな光の輪が出来ていた。
「月がさ」と呼ばれる、光の自然現象だった。

普段、ゆっくりと夜空を見上げることなんてなかったのに…。

実はこれも地震の影響で、
計画停電に加えて、節電が実施されているため、
都心は地震前に比べて暗い。
…というよりも、これが本当の夜の暗さで、夜がこんなに暗いとは思わなかった。

もしかしたら、星だってきれいに見えるのかも…。


スーパーに買い物に行った時もそうだった。

あまり気にしていなかったが、
普段、並んでいるパンやお水が並んでいないだけで、何故か不安を感じる。
別の言い方をすれば、おにぎり1個がすごくありがたく思う。
特に被災地でおにぎりを食べる人たちの笑顔は勇気づけられる。


そこで、パパは思った。
今までが便利過ぎて、モノを直感で感じる感覚を忘れていたと…。

たとえば、
月の光や星の輝き、無音の生活、食べ物の大切さ、人と人との対話…。
つまり、人間が自らの生活を便利にしたため、何かを忘れ、何かを失っていた。

人によって、その受け留め方は違うものの、
地震によって何かを得た気がする。


そして、レイさんは先週から続く余震によって、常に緊張状態だったようだ。
やっと余震も収まりつつ、今は寝言を言いながら寝ている。
多分、まだ余震で揺れている夢でも見ているのだろう…。

レイさんには、一体何が起きているのかは分かっていないと思う。
だからこそ、パパがお家に帰り、「遊んで、遊んで!」とせがんで、
無邪気に遊ぶその姿、その表情を見ると疲れも何も全て忘れる。

この地震によって、皆が何かを得て、一致団結し、強くなることだろう。

被災に遭われた方、お見舞い申し上げます。
絶対に負けるわけにはいきません、地震如きで。
自分を信じてがんばりましょう!