手綱やハミなど、お馬さんが走るときに頭につけている馬具をまとめて頭絡<とうらく>といいます
厩舎では天井<てんじょう>と言っています
鼻革にボアをつけるとシャドーロールになります
シャドーロールは、地面に写る影に驚く馬や頭を高く上げて走る馬に使用しますね
横を恐がるというより、後ろを気にする馬に使用します
馬は眼が横についているため、視野が広く真後ろ以外は見えますが
焦点の合うところが狭いので、何かいることはいち早く気づいてもそれがなんなのかはわかりません
肉食動物には食べられてしまう動物なので、何かいれば逃げなくてはいけませんからね
本来の能力なのですが、性格によっては競走馬としてマイナスな面に出てしまう場合があります
そういった部分を補うために使える馬具だと思いますね
どちらも前方に集中させるために使います
眼の部分が網になっています
周りを見えにくくして落ち着かせる効果がありますが、南関東でのレースで使用することはできません
馬具は、その馬の性格によって合う合わないがあります
レースに出走して良い結果を出すためにいろんなことを試行錯誤しながら、その馬に合った道具が使われています