「アップサイクル」、捨てられるものの価値を新たな形にして再生することだそうで、今生活様式が変わり、着物や帯はそういう対象となっているそうです。


キョロキョロまあ、実際、千円で売っている着物を買った方が、生地を買うよりずっと安い場合がありますからね〜




立ち上がる


今回はおうち時間でやったリメイクです。炎天下の夏休みと、台風の影響があった昨日で作りました。



昔本をみながら作った木綿の単衣の着物がありました。

縫い目が歪んでいて外出に着るには憚られて、家族に縄文人と言われた柄でして、置いておいても箪笥のこやしなので、いっそのこと家着にして着倒そうと解いていましたのを、今回のリメイクの材料にしました。




にっこり というわけで、何を作りたいはてなマーク


ウエストがゴムのパンツ(ズボン)が欲しいニコニコ



①パンツ


反巾で98センチくらいの長さで4枚切り取り、2枚ずつ合わせて脇と股下を縫い、


股上を38センチ合わせ縫い、


反巾の半分の巾を正方形に切ったものを股下と股上の間に縫い合わせて、


裾を三つ折りにして縫い、ウエストも三つ折りで縫ってゴムを入れてパンツを作りました。


照れ 履くと楽ちん〜♥



にっこりまだまだ生地があるので、ついでに上も作っちゃおう。

②上着


こちらを参考に作りました





にっこり上下でパジャマにしても良いかもね。



キョロキョロ あと身丈半分と、半分の巾の生地が少し余っている



少し幅が狭めだけど、着物をたくし上げないでどこででも履ける仕事袴を作ってみました。図書館で借りた本から、一衣舎の和裁士木村幸夫さんのデザインを参考にさせていただいています。



③仕事袴



着物の生地の身丈の分1枚を4枚に切り、二つ合わせて脇を縫いました。反対の端は、裾から30センチ縫い、裾も三つ折りして縫いました。同じものを2つ作ります。


※下の山吹色の写真のものは以前作ったもので、90センチ幅の風呂敷を3枚使って作っています。

風呂敷の場合は裾から35センチ縫いました。

股上部分を作るのに、端から24センチ縫いました。股上の形が気になるようでしたら、さらに2も縫います。


反巾の半分の布を四つ折りにして、長さ260センチの紐を作りました。ウエストに取り付けます。



着たところ(モデルは友人)。風呂敷の場合、紐の太さは出来上がり8センチにしました。



最後にこれだけの生地が残りました。生地に余裕があるなら仕事袴の足を入れる部分の幅を広げたら良いと思いました。



にっこりいずれもまっすぐ縫うだけの簡単リメイクです。


これで着なかったものも活かせますニコニコ


でも着物は繰り回しの出来るサステナブルな衣類と言われますが、むしろ一着分の着物生地でこれだけの数が作れるんだ、という生地の使い方の贅沢さに、少し驚くやら呆れるやらの気持ちが無きにしもあらずでした爆笑


手持ちの着物をいかしたいですが、体はひとつですし、着物を着ることのできる時間には、生活様式や年齢的なものを含め、限りがあります。着ないものを人に譲ったり処分するのも有りだと思いますが、生地として活かす、そういうことも考えて良いのだと思いました。



晴れてきました。

次回は鹿児島旅行のお話ですかね〜照れ