春と秋に横浜の三溪園に行くことが、この何年もの私の小さなライフワーク?になっているようです。
5月は、昨年まであった「日本の夏じたく」というイベントが、今年から「種手(しゅって)」となりました。
種 を受け継ぎ、育てるたのしみ手 がける作品を介して、広がるよろこび
として、作り手の方と使い手との交流の場が継続されたということですね。
こちらは染織IWASAKIさん。
私は、奥さま、悦子さんが締めておられる、兄弟帯(悦子さんの作品)を締めて行きました。
着物 秩父太織
帯 染織IWASAKI 半幅帯「レギスタン広場」
(岩崎訓久さんに撮影いただきました)
なぜ秩父太織を着ていったかと申しますと、秩父銘仙の新啓織物さんもいらしていたのですよ。秩父太織は農家の屑糸を使って自家用として織ったのが最初で、それが秩父銘仙の元となったのだそうです。
秩父銘仙の新啓織物さんのミニお話会を聞きました。手に持っておられるのが、経糸を型染で模様づけしたもの(ざっくりと緯糸を入れて、ほぐしながら本織するので、ほぐし織といいます)と、型染する時に使う下敷き(新聞紙)。
今手にされている型をずらして、横にある反物のように味を出すそうです。奥は奥さま。手前にあるのはほぐし織の技術を使った綿麻の反物だそうです。
![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
綿麻涼しそうだった
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
奥さまの締めておられる銘仙の帯(一番手前の反物と同じ柄)が素敵だった
経糸は同じものでも、緯糸の色を変えるだけでこんなに印象が異なります。
臨春閣の建物に艸田正樹さんのガラス作品が映えていました。
小川流れる横笛庵では
亀井紀彦さんのブリザードの苔と桜島の軽石で出来た花器の展示を見ました。
お買い物は、箱瀬工房さんの、地震から奇跡的に残っていた輪島塗の器をひとつ買わせていただきました![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
(写真はまだ撮ってないですが、たくさん使おうと思います)。