子どもの時は、手づくりの服が一番好きでした。

そのうち既製服ばかりになってしまいましたが、

大人になっても、母が買った服を黙って着ていました。

おそらく自分で選ぶのが面倒だったのでネガティブ

 

洋服への自分の好みが芽生えたのは結婚してかなり経ってからなんだと思います。

そうしたら、

服はあってもオシャレに着こなせなくて、「数はあっても着ていく服がない」ということになりました。

たくさんの服をクリーニングに出すのもおカネがかかる。

欲しい服を探してファッション雑誌を読んでも、流行に左右されてしんどい。


そこでやってみた方法は、

なるべく家でメンテナンス出来る服を選ぶ、

それから、

好きなファッションをしている人のオススメアイテムを取り入れてみる、というやり方でした。


洋服なら大草直子さんや菊地京子さんなど、ファッション雑誌のスタイリストさんやエディターさんの本を読んで、真似っ子してみるわけです。

 



 

こんな本を読んでいました。


それでいくつか服を揃えていくうちに、

自分が気に入って似合って、というものがわかって来るんですよね。

すると、少ない種類でその季節を回していけるようになりました。

また、気に入るものは頑張って探すし即買いもあまりしないけれども、気に入ったものを購入したら何年も着ています。


キョロキョロ気に入る服を探すのは楽しいけれど、エネルギーも要るのです


他にも、横浜・元町のお店でとてもオーソドックスなデザインなのですが、きちんとしているけど楽な形のワンピースを見つけまして、ワンピースはその形でいくつか季節を変えて購入して、重宝しております。




こんな感じ。二十年以上着ているものもあります。


 ↑

こちらの本のモデルのお店なのですが、昭和33年創業の、現在90代になられる女主人さんが現役でお店に立っておられるお店です。イマドキではないのですが、ハウスメイドもされている、流行に左右されない丁寧な服づくりのお店だと思います。


本の中で、「来日されたエリザベス女王のコートがどれも同じスタイルであることに気がついた。さすが女王はご自分にお似合いになる基本のスタイルをしっかり持っていらっしゃる。ひょっとして、その方を表現するのに、変わらないスタイルというのはかえって素敵かもしれない。奇をてらうことよりも、その人にとって、もっとも似合う基本のスタイルを持つことこそ、女性の品格ある装いには必要だ。」

という一文が、私が大変印象的だと思った箇所でした。


後は、朝から夕方まで、1日千円で教えてくださる洋裁の先生がいらして(故人)、二十年くらい前から5年程通い、ブラウスやスカート、パジャマ、コートなどの作り方を教えていただきました。

一人では上手には出来ないので、今は余り作らないのですけどね~。


立ち上がる

さて、今の私は、祖母や母が遺した着物が勿体無いので休日外出する時はなるべく着るようにしています。親族の思い出とともに、イマドキではない昔の着物の魅力は、現在は0.1%?とも0.2%?とも言われている自給率の国産繭を、当時はごく当たり前に使われていたことや、もう作らない技法が使われていたり、キッチュなデザインであったり、でしょうか。

手仕事というものが大好きなので、自分でも伝統工芸という言葉に惹かれて、新しいものやリサイクルの着物も購入してしまいます。


ニコニコ上記しました、変わらないスタイルを持つ、にも、つながる…


ですが、着物の場合は洋服ほどはどんどん洗うというわけにはいかないですし、洋服ほどは着る回数がないのなら、コストパフォーマンスが良くないのが難点です。

それでも着物、着ると気分が上がりますよね照れ

いずれは、洋服もそれほど多くない持ち数に出来たのだから、着物も同じように似合うものをそれほど多くない数に選んでいく作業をしていけたら、と思っているところです。