皇居の三の丸尚蔵館が10月に宮内庁から独立行政法人国立文化財機構に管轄も移りました。
リニューアルオープン記念展として皇室所蔵の国宝や天皇御一家の装束を観ることができますので行ってきました。
三の丸尚蔵館は予約制でして、予約出来た時間は11時半。その前に東京駅から皇居に向かう途中にあるお店で早いお昼ご飯を食べました。
伺ったのは実身美さん。11時オープンと同時に入りましたが、待つ列が出来ていました。でも、席数も多く、少し待てば入れました。
関西系の自然派のお店のようで、お昼のメニューは日替わりとカレーの2種類でした(デザートや飲み物はありました)。注文して食事が来るのも早かったです。
(くまとくま夫の会話)
あ〜ダシが美味い
丸の内や大手町で働いてる人ってこんな食事食べてるのかな?
いつもってわけじゃないやろ。でも意識高い系のランチやね。
おっ✨水と違う!コップに入ってるの、白湯!
さて、三の丸尚蔵館に向かいます。
建物前で列に並びます。最後尾なので写真撮って待っていました。
道行コートは能州織、バッグは使わなくなった帯を月之さんにリメイクしていただいたもの。
これまで宮内庁管轄だった時の展示は無料だったようで、列をみて「予約制になったの?」「有料になったの?」とたくさんの人が係の方に尋ねていました。
時間が来て中に入ります。
なんと国宝4点は撮影しても良いんですよ
館長さん自ら撮影してお家でも観てくださいとおっしゃってくださっています。
まずは一番空いていた(春日権現験記絵の入っていた)蒔絵の箱の展示。
紐が良いですね。
…で、幕府軍の方の絵の展示はあったけど、今回蒙古側の絵は展示していない…
いよいよ人気の伊藤若冲の動植綵絵です。
南天雄鶏図
秋塘群雀図
小野道風の書は撮り忘れていました。
隣の部屋は天皇皇后両陛下のご成婚三十周年記念で、結婚の儀や即位の礼の装束や幡、両陛下が書かれた和歌などの展示がありました。
(撮影不可なのでチラシより)
天皇陛下の書かれた書、皇后陛下の書かれた書、それぞれのお人柄の表れた素敵な書だと思いました。
また、きもの文化検定のセミナーで聞いた、天皇陛下の装束の表袴は固地綾で織られていて、地紋が窠霰(かにあられ)紋様というのが実際見られて良かったです。
固い地の綾織
ま、ツイードやデニムも綾織ね
かにあられなんておいしそう
霰(あられ)紋様とは今で言う市松模様ですよ。窠(か)はウリを切ったものとも、鳥の巣を上から見たものを文様化したとも言われています。
皇居に行くので菊にちなんだ着物と帯(母の)
着物は千總さんの小紋です。
帯は60年以上前のだと思いますが、なんだかやたらよく締まります。
同心番所
江戸城に入る検問を受けるところだったそうです。
天守台。三代将軍徳川家光時代の江戸城天守閣が火事で焼けた後、前田家の普請で作られました。結局天守閣は再建されませんでした。明治時代は気象台だったそうです。
外国の方がたくさん観光されてました。そりゃあ、こんな都会の真ん中で日本的なものが無料で観れるわけですからね〜
(東京駅近辺にて、くまとくま夫の会話ふたたび)
そう言えば、皇居の乾通りを一般公開してたの。
それから丁度行った時間に皇居参観の無料ガイドツアーもやっていたの。ボランティアの人?が声かけしてくれてたよ。
え全く気づかなかった。行きたかったわ💦
知らんがな〜(^_^;)
帰りに寄った日本橋高島屋さんではクリスマスのディスプレイをしていました。
くまさんがいっぱい