こちらも大人の自由研究ネタ、いや、時期的に大人の文化祭の発表ですね。
では、私、くまは
紫根のことを発表したいと思います〜
春に紫草を植えました。
ニホンムラサキの苗(種)と書いていたものを購入したのですが、どうも怪しい…
植えました~という拙ブログに、ブロガーのうーまさんもセイヨウムラサキについて触れたコメントをされていて、いや、ニホンムラサキなんです〜と返信しましたが、その後成長するに従ってどうも怪しい…
ところでニホンムラサキとセイヨウムラサキとは何ぞや?ということを少し触れてみます。
発芽率
ニホンムラサキ 悪い
セイヨウムラサキ 良い
茎
ニホンムラサキ まっすぐ
セイヨウムラサキ 枝分かれして、クネクネ
花
ニホンムラサキ 小さい白い花
セイヨウムラサキ 黄色に白い花
根
ニホンムラサキ 根の周辺が紫になる
セイヨウムラサキ 根は白っぽいが中がざっくり薄紫
そしてうちのムラサキは
種の発芽率はわりと良かったかも…
苗は成長するに従って
枝分かれしてクネクネ
花は小さく白い
根は今のところ白い。中まで白い。
(将来変色があるか)
という感じです。
まとめてみると、花はニホンムラサキぽいですが、その他の特徴がなんだかセイヨウムラサキっぽいのです。一応ニホンムラサキということで購入したのですが。ただ、最近の日本ではニホンムラサキとセイヨウムラサキの雑種が多いらしいので、そちらかも知れません。
昔は紫根染は高貴な方だけが身につけられる染だとされていました。飛鳥時代の冠位十二階の令がその例ですね。その紫根染に使われたニホンムラサキは、国内はじめ、朝鮮半島、中国が原産地です。ニホンムラサキはなかなか育たず、紫色を出すのはなかなか難しいことから、貴重な色だとされました。
対してセイヨウムラサキの原産地はヨーロッパです。ニホンムラサキの代用として、漢方の原料や染に使われたりするらしいです。でも、ニホンムラサキほどは色が出ないらしいです。貴重なニホンムラサキを栽培して護ろうというキャンペーンがひと昔前にあったらしいのですが、不幸にもセイヨウムラサキの種をニホンムラサキとして配られたりしたそうです。そんなことからニホンムラサキの雑種化やセイヨウムラサキがニホンムラサキを駆逐している現象があちこちで見られるそうですよ。
でね♥
何ものか怪しいんですけれど、せっかくムラサキ草を植えたのだから、ちょっと染めてみたいですよね〜
一番簡単な染はと調べてみたら、アルコールに漬けて紫色のエキスを抽出することなんですって〜
とりあえず買ったもので予行演習してみました。
こちらの紫根のハーブ(中国産、なのでニホンムラサキと同じものの根)を買いまして、
いや、詳しく言うと、最初紫草の種を家族に買ってもらうようついでに頼んだら、間違えて紫根のハーブを注文しちゃったワケなのよ〜だから家に春からあったのよ〜
こちらの動画を参考にしまして、
ユーチューブでは紫根の5倍の無水エタノールを入れて漬けていました。染める材料の半量〜同量の紫根が必要みたいです。
私は、紫根のハーブが10グラムなので、消毒用アルコール70ccに数日漬けて、濾しました。
糸入れしてその後絞ります。
濾した液と同量の水を入れて、予定では紫根の重さの半量の、20グラム弱の布を染めるはずが、計ったら30グラム強
ヤバい。重すぎた💦
もう水で薄めてしまったよ
…
それでも染めてみます。
強行して良かったのでしょうか
ラップをするのは蒸発とムラ予防の為です。
なんだか良い色です。ヨシヨシ
が、媒染液(ミョウバン)につけてみたら
なんか薄くなってしまったよ。
一抹の不安
それと、媒染液に漬けたあと、水洗いする、とあるのに、水洗い忘れていたのですよ💦
再度紫根染液に漬けた結果
こういう薄紫に染まりました。
おまけに媒染液が残っていたようで、ムラになりました
染料は再度利用できるらしいので再チャレンジして、もっと軽い布で染めてみたら
こういうブルーグレーになりました。
あれ美しい紫根染にならなかったよ〜ムキ〜
というのがとりあえずの感想でした。
もっと濃い紫が染めたいので、
再チャレンジしたいですね、はい😑