清浄明潔、略して清明です。空気が澄んで全てのものがはっきり見える時期だそうです。澄んだ空気をいっぱい吸って気持ちも新たに、新年度に相応しい時期なのでしょう。

また、お花見など外に出るのも気持ち良い時期ですね。沖縄では、重箱にごちそうを詰めて、一族でご先祖さまのお墓の前で季節のお祝いをするのだそうです。


…とか言いながら、春霞という言葉もありますね。二十四節気が出来たのは春秋戦国時代の中国の黄河流域だったので、日本とは気候が若干異なるところもあったのでしょう。ちなみに春霞の原因は大陸からの黄砂や昼夜の気温差などがあるそうですよ。


清明の頃のコーデ。



クリアな感じをイメージしてみました。
撮影場所は上野公園。行楽の人でいっぱいでした。

半衿 桜の刺繍をしたもの←ネットにて購入
着物  地機織の秩父太織、楓、赤木、クチナシの染
帯  秩父太織にオーロラ染
帯揚げ 秩父太織
帯締  間々田ひも
帯留  京都乾漆器さんの蒔絵体験で作った、蝶の台に船出のつもりの絵のもの

秩父太織は帯→帯揚げ→着物と毎年一つずつ揃えたのですが、一度トータルコーデしてみたくて。


草履 ちぐささん

オーロラ染は埼玉県寄居町のきぬのいえで行われている技術で、一度に多色を染められるのだそうです。


上野公園での続きと秩父太織のお話はまた後日にでも。