地球の赤道を延長した線と、太陽の通り道が交わる時が春分(と秋分)です。昼と夜がほとんど同じ長さになる頃です。太陽は真東から上り、真西に沈むことになります。春分を境に昼の時間がのびて、動物や植物も活動的になっていきます。


春分の日は丁度お彼岸の中日にもあたります。太陽が真西に沈むのは仏教では西にある極楽浄土を拝むのに大変良い日であるということや、日本の古来からの先祖崇拝の習俗が合わさって、お墓参りやお寺の彼岸会(ひがんえ)の行事がされてきたようです。


お彼岸の食べ物と言えば、「ぼたもち」とか「おはぎ」ですが、春は牡丹にかけて「ぼたもち」、秋は萩の花にかけて「おはぎ」なんだそうですよ。小豆は赤いから魔除けなんですね〜。


春分の頃の着物コーデです。



県立歴史博物館のペリーさんの前で。常設展みました。国芳の東海道浮世絵を少しずつ展示してます。

着物  ラベンダーベージュ色の八丈織
帯      蝶柄の西陣織

蝶はやまとことばでひむし(→ひは霊の意味)と呼ばれ、浄土に住む虫だとか、先祖を連れてきてくれる虫だとか言われているそうです。卵→芋虫→蛹→成虫と何度も姿を変えることから、輪廻転生や不老不死の象徴でもあるようです。 
ふ〜わふ〜わ飛んでいる様子もこの世のものとも思えないありがたい感じ。

この帯は母のか私に買ってもらったのかわからないのですが、私、中学生くらいのとき、お正月に縞大島に結んでもらったのを覚えています。
袋帯に短し名古屋帯に長しの中途半端な長さなのと、縫い糸が弱ってるんですよね( : ˘ ∧ ˘ : )



帯揚げは松岡姫。
父がよく使っていた持ち物でこういう色のがありましした。
帯締はオレンジピンク
全部合わせると派手だわ…💦

この着物は私史上最も頑張って支払いしたからいっぱい着たい(苦笑)


丸まなこ、この織りが光に当たるととても綺麗✨

一緒に行った娘に黄緑の帯にして桜餅みたいにしたら良かったのに、と言われました。
でも、まあ、
着物も着易く、帯揚げも結びやすかったです。
そして、このあと雨が降ってきて焦りました💦

春分は日帰りでお墓参りに行く予定です。