おふくろが 近所のばあさんから ゼンマイをもらった。
ワラビなら経験があるのだけど ゼンマイは料理したことがない。
おふくろ ばあさんに よーく作り方を聞いておいた。
だけど 初めてのことって
手を付けるまでに けっこう覚悟がいるものなんだなぁ。
おふくろ 幾日もおなじところに放っておいて
それをずっと 横目で見ていただけだもの。
だけど 幾日か前 やっと手を付ける気になった。
これが ばあさんにもらった時の 干した状態のもの。
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ここまでするのに えらく手間がかかるんだなぁ。
こりゃあ ばあさんでなきゃぁ できない仕事だ。
さあて おふくろ ばあさんに教わったことを 思い出しながら
最初に 一晩水にひたして ゼンマイを戻す作業から始めた。
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水気を吸って だいぶ原型に近くなってきた。
そのあとどうするのか よく思い出せなかったのだけれど
たしか よく洗うだった と思う。
赤茶色の水を何度も捨てて 水が濁らなくなってきてから
今度は茹でる。
そうすると 再びお湯が濁るんだ。
とにかく よくアクを抜いてから 他のものと煮つける。
おやじのリクエストで ひじきを入れた。
きっと おやじが子供のころ
この家のばあさんが よく入れたのだと思う。
ワラビもうまかったけど ゼンマイはまた違ったうまさがあった。
手間をかけたものは 舌と胃袋の他
脳と心に 食べ物の本質を届け さらに教えてくれる。
もっとも オレには関係ないけど・・・
最後に 幼い魂や弱い動物たちが
痛めつけられない世の中になりますように・・・
心から 祈る。






