オレ 相変わらず一人遊び。

 

 

 

 

 

そんなオレを見つけたときの おふくろの感覚は

せつない・・

 

 

 

 

 

 

どうしても おふくろは一瞬 そう感じてしまうんだって。

 

 

 

 

 

 

オレは これが自分らしくって好きなんだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

おふくろとオレとでは 持っている心の世界が全く違うんだ。

だから 切なく思う必要はないのに。

 

 

 

ちょっと時間がたつと おふくろも そう思い直す。

 

 

 

この日は おやじとおふくろは二人で畑仕事。

 

 

 

 

 

 

 

「おーい こんなところにフキがはえてるぞ!」

おやじがおふくろに教えている。

 

 

 

おやじは フキが苦手。

おふくろは フキが大好き。

 

 

 

 

 

普段あまり来ない所に 一群のフキが出ていた。

”こりゃあ キャラブキにちょうどいいやぁ・・”

 

 

 

 

 

そう思いながら おふくろはフキをとった。

帰ってきて さっそくキャラブキにした。

 

 

 

 

そのあと気づく。

”そうだ 私 フキの香りがわからないんだっけ・・”

 

 

 

まったくなぁ おふくろよ~・・

 

 

 

 

 

さあて この場合は

もらいものではない 「みっけもの」 だな。

 

 

 

最後に 幼い魂や弱い動物たちが

痛めつけられない世の中になりますように・・・

心から 祈る。