福岡県の漸新世の板鰓類、サメの歯で、メジロザメ科 Carcharhinidae、レモンザメ属 ( ネガプリオン属 ) Negaprion に属する、未定種の歯と、
ツノザメ科 Squalidae、ツノザメ属 ( スクアルス属 ) Squalus に属する、未定種の歯の化石が、母岩において、近接して産しています。
海岸の波蝕台での採集です。
レモンザメ属は普通種で、ツノザメ属は、少ない種類です。
学名 Negaprion sp.
Squalus sp.
時代 前期漸新世 後期 芦屋層群 山鹿層
産地 福岡県 北九州市 小倉北区 藍島
採集日 1999年8月4日
採集者 筆者 kulif
異種のサメの歯が、1mm以内に近接した母岩の採集は、初めてだと思います。
但し、メジロザメ属3本が接触した母岩の採集は、瑞浪層群で、経験しています。
レモンザメ属を基準に撮りました。
舌側です。
左が遠心側です。
歯冠側です。
近心側です。
遠心側です。
ツノザメ属の舌側です。
上がレモンザメ属です。
下のツノザメ属の主咬頭先端が、レモンザメ属の遠心側鋸歯に近づいて見えます。
