福岡県の漸新世の板鰓類、サメの歯で、ネコザメ科 Heterodontidae、ネコザメ属 ( ヘテロドントゥス属、ヘテロドンタス属 ) Heterodontus に属する、未定種の歯の化石です。

 

 

海岸の波蝕台での採集です。

 

普通種です。

 

サメに属しますが、エイのような歯があります。

 

前の方 ( 口先の方 ) には、小さな尖った歯がありますが、奥の方には、小さな方形・いなり寿司形と大きなレンガみたいなブロックのすり潰し歯が並んでいます。

 

ネコザメも、甲殻類や貝類を食べていたようです。

 

 

 

 

学名         Heterodontus  sp.

時代         前期漸新世  後期  芦屋層群 山鹿層 

産地         福岡県 北九州市 小倉北区 藍島   

採集日    1996年4月29日

採集者    筆者 kulif  

 

 

 

 

母岩付きで、歯冠側です。

 

 

側面です。

 

 

端部です。