ホームセンターで購入した、キジカクシ科 Asparagaceae、ギボウシ属 Hosta に属する、コバギボウシ ( 小葉擬宝珠 ) の小型種の花です。

 

葉に白い覆輪が入った株です。

 

この小型種には、コマメギボウシの別名使用があります。

 

ラベルは、ヤクシマギボウシになっていますが、屋久島原産の確認はできていません。

 

屋久島原産のギボウシは、

ヒュウガギボウシとオオバギボウシ ( トウギボウシ ) の2種が確認されています。

 

 

コバギボウシは、

北海道 ( 国後島、択捉島を含む )、本州、四国、九州 (  鹿児島県の大隅半島が南限 ) に、分布しています。

 

日当たりの良い、疎林・草原で、湿ったところに自生しています。

 

国外は、ロシアのサハリン、クリル列島に分布しています。

 

学名は、

Hosta  sieboldii  です。

 

シノニムは、

Hosta  albomarginata・・・ロシア産の旧学名 

Hosta  calliantha 

Hosta  ibukiensis・・・ブキギボウシ、フジギボウシ

Hosta  rectifolia・・・タチギボウシ

Hosta  sieboldii  var. rectifolia・・・タチギボウシ

Hosta  sieboldii  f.  spathulata・・・ヤクシマギボウシ ( コマメギボウシ ? )

など、他にも非常にたくさんあります。

 

未確定 Unresolved の学名は、

Hosta  helonioides・・・ハカマギボウシ

Hosta  lancifolia・・・サジギボウシ ( ヘラギボウシ )

Hosta  rohdeifolia・・・オモトギボウシ

Hosta  rohdeifolia  f. viridis・・アオバオモトギボウシ

Hosta  sieboldii  f. lancifolia・・・サジギボウシ

が、あります。

 

無視されている学名は、

Hosta  albo-marginata 

Hosta  sieboldii  var.  sieboldii  f. spathulata 

が、あります。

 

以上、

WFO Plant List に従いました。

 

尚、

サハリン・クリル列島に分布しているタチギボウシは、コバギボウシに統合されました。

ロシア極東のハバロフスク地方は非分布になりました。絶滅 ?  

 

ロシア名は、Хоста белокраевая です。

 

それから、

所属する科として、クサスギカズラ科 Asparagaceae 、ユリ科 Liliaceae の使用もあります。

 

また、ヤクシマギボウシの和名が使用されたことのあるギボウシは、

Hosta  kikutii  var. kikutii・・・ヒュウガギボウシ

Hosta  kikutii  var. yakusimensis

Hosta  polyneuron・・・スダレギボウシ

Hosta  sieboldiana  var. yakusimensi・・・シノニム

Hosta  yakusimensis・・・シノニム 

などが、あり、混乱しています。

 

 

 

 

2016年4月18日に購入した株です。

かろうじての開花です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

花序の拡大です。

 

 

上から見ました。

 

 

花の拡大です。

 

 

横側です。

 

 

蕾の拡大です。

 

 

白覆輪の葉の拡大です。