スーパーの園芸部門で購入したイトススキに、ニホンサクラソウの大先輩から頂いた、ヤクシマススキに寄生した寄生植物、 ハマウツボ科 Orobanchaceae ナンバンギセル属 Aeginetia に属する、ナンバンギセル ( 南蛮煙管 ) を寄生させましたが、その花が咲いています。

 

蕚に赤茶筋が入った、きれいな株です。

 

 

ナンバンギセルは、

本州 ( 青森県以南 )、四国、九州 ( 与那国島まで分布) に分布しています。

 

尚、

北海道は、分布することになっていますが、分布する証拠は見つかりませんでした。

山形県、長野県は絶滅しているようです。

青森県は、種差海岸階上岳県立自然公園の保護対象植物に指定されていますが、自生疑問視もあります。

 

国外は、

台湾、中国 ( 江蘇省-安徽省-江西省-湖南省-貴州省-四川省-雲南省ライン以南東 )、朝鮮半島、フィリピン、インドシナ半島全域~インド、ネパール、ブータン、スリランカ、インドネシア、ニューギニアなどに、分布しています。

 

日当たりのよい所に生える、ススキなどのイネ科植物の根や、ヤマノイモ科のヤマノイモ、オニドコロなどにも、 寄生します。

 

学名は、

Aeginetia  indica  です。

 

シノニムは、

Aeginetia  aeginetia
Aeginetia  boninensis

Aeginetia  indica  var. boninensis
Aeginetia  indica  
var. gracilis

Aeginetia  indica  f.  japonica
Aeginetia  japonica
Orobanche  aeginetia
Phelipaea  indica
   

が、あります。

 

中国名は野菰で、咳、喉痛、解毒などの生薬になるようです。

台湾名も、野菰です。

 

 

 

 

イトススキは、2019年10月27日に購入し、2022年3月3日に株分けした株です。

ナンバンギセルが寄生したヤクシマススキは、2016年4月26日に頂いた株です。

まずまずの開花です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

拡大しました。

 

 

花の拡大です。

 

 

横側です。

 

 

上から見ました。

 

 

花の中を覗きました。