野生ラン同好会の新年会で競り落とした、ラン科 Orchidaceae、ヒスイラン属 ( バンダ属 ) Vanda に属する、フウラン ( 風蘭 ) の古典園芸植物で、富貴蘭の「朱天王」の花です。

 

 

フウランは、

茨城県以南の本州、四国、九州 ( 沖縄本島以北 ) に分布しています。

 

樹幹等に着生しています。

 

国外では、

中国 ( 浙江省、福建省、江西省、湖北省、四川省、甘粛省 )、朝鮮半島南部に分布しています。

 

学名は、

Vanda  falcata  です。

 

尚、

奄美大島産は、アマミフウランと呼んで区別していますが、

学名は変らず、Vanda  falcata です。

 

シノニムは、

Aerides  thunbergii
Angorchis  falcata
Angraecopsis  falcata
Angraecum  falcatum
Finetia  falcata
Holcoglossum  falcatum
Limodorum  falcatum

Neofinetia  falcata ・・・直近の学名

Nipponorchis  falcata
Oeceoclades  falcata
Orchis  falcata

Vanda pygmaea

が、あります。

 

学名は、WFO Plant List 、kew に従いました。

 

国内、中国資料など、

Neofinetia  falcata を採用した資料もあります。

( 学名の先取権の原則の例外処置を採用 ? ) 

 

中国名は、风兰です。

 

 

 

 

2011年1月9日に1芽を落札しましたが、朱天王らしい赤花は、咲いたことがありません。

富貴蘭を集めだして1年半、何も知らない時代でした。

なんとか、咲いてくれました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

上から見ました。

 

 

花序の拡大です。

 

 

花の拡大です。

背萼片と側萼片の先端、花柄、距が、若干色付いています。

 

 

横側です。

 

 

新しい根の先は、泥根です。

 

 

葉の拡大です。