愛知県の更新世の腹足類、巻貝のサンショウガイモドキ科 Chilodontaidae、 サンショウガイモドキ属 ( エウケールス属、エウケルス属 ) Euchelus に属する、シュウジサンショウガイモドキ ( オラナティッシムス ) の化石です。

 

 

有名な海食崖のヤツシロガイ密集層の直下での採集です。

 

直下では、普通種と思われます。

 

この標本は、シンタイプ標本と同一産地と思われます。

 

絶滅種です。

 

シノニムは、

Euchelus  ornatissimus

Tallorbis  ornatissimus

が、あります。

 

尚、

以前は、ニシキウズガイ科 Trochidae に属していました。

 

また、

サンショウガイモドキ科を 魚のキロダス科 ( キロドゥス科 ) Chilodontidae と同一スペルとする、資料もいくつかあります。

 

それから、

このシュウジサンショウガイモドキの学名 ( 含むシノニム ) を引用する海外の資料は、見つけられませんでした。

 

 

 

 

学名         Euchelus  oranatissimus

時代         中期更新世  渥美層群  豊橋層

                  約44万年前 ( ヤツシロガイ層 ) 

産地         愛知県  田原市  高松町

採集日    2017年8月21日

採集者    筆者  kulif 

 

 

 

 

殻口側です。

 

 

背面側です。

 

 

殻頂側です。

 

 

殻底側です。