愛知県の更新世の掘足類、角貝のゾウゲツノガイ科 Dentaliidae、パラデンタリウム属 ( パラデンタリュウム属 ) Paradentalium に属する、ムカドツノガイの化石です。

 

     

有名な海食崖のヤツシロガイ密集層での採集です。

 

ここでは、普通種です。

 

現生種です。

           

シノニムは、

Dentalium  hexagonum 

Dentalium  hexagonum  sexcostatum

Dentalium  Octangulatum  hexagonum

Dentalium  (Paradentalium) hexagonum

Dentalium  minus

Dentalium  sexcostatum

Paradentalium  minus

が、あります。

 

それから、

昔、ムカドツノガイとヤカドツノガイの学名を区別せずに、ヤカドツノガイの学名

Dentalium  octangulatum を使用していました。

 

このため、ムカドツノガイの和名も使用しなくなりました。

 

その後、

新しいムカドツノガイの学名が設定されからは、「ムカドツノガイ ( 旧和名 ) 」と表示していました。

 

しかし、

ムカドツノガイの表示も見受けられますので、今回からは、( 旧和名 ) を外しました。

 

尚、

Dentaliidae の和名として、古和名のツノガイ科の使用もあります。

 

 

 

 

学名         Paradentalium  hexagonum    

時代         中期更新世   渥美層群   豊橋層  

                  約44万年前 ( ヤツシロガイ層 ) 

産地         愛知県  田原市  高松町

採集日    1990年10月20日

採集者    筆者  kulif 

 

 

 

 

側面側です。

 

 

頂端の拡大です。

 

 

背面側です。

 

 

腹面側です。

 

 

頂部側です。

 

 

殻口側です。

六角形が確認できます。