ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae カンアオイ属 Asarum に属し、ミチノクサイシンの変種になっているヒメカンアオイの仲間で、秋に咲く、愛知県豊田市原産のアキザキヒメカンアオイ ( 秋咲き姫寒葵 ) の花が残り、新葉が伸びました。

 

銀葉もどき葉で、泥軸泥花の株です。

 

 

アキザキヒメカンアオイは、

愛知県の矢作川南東の三河地方に固有な種で、開花が秋にずれることで、他種と区別できますが、記載されていません。

 

5月になっても花が残っています。

秋咲きというより、早咲きのヒメカンアオイの方が、良いかもしれません。

 

尚、

よく似た種で、

静岡県の浜名湖西部の湖西地方に分布する秋咲き種は、

湖西ヒメカンアオイ ( コサイヒメカンアオイ ) と、呼んで区別しています。

当然、これも記載されていません。

 

つまり、これらの学名は、ヒメカンアオイと同一で、

Asarum  fauriei  var.  takaoi 

とされ、 区別されていません。

 

シノニムは、

Asarum  hisauchii

Asarum  takaoi 

Asarum  takaoi  var. austrokiiense

Heterotropa  hisauchii 

Heterotropa  takaoi 

Heterotropa  takaoi  var. austrokiiensis

が、あります。

 

 

 

 

2011年8月5日に頂いた株です。

アキザキヒメカンアオイは、どの株も作落ちし、花付きが悪くなっています。

5月なので、紅葉した葉ではなく、新葉が見られます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

花の拡大です。

 

 

萼筒側です。

 

 

新葉の拡大です。

銀葉もどきとしましたが、変わった模様です。