岐阜県の中新世の板鰓類、サメの歯で、メジロザメ科 Carcharhinidae、メジロザメ属 ( カルカリヌス属、カルチャリーヌス属 ) Carcharhinus に属する未定種、 sp.3 の歯の化石です。
2012年の2回目の採集日に、採集した歯で、その2-8 ( 8本目 ) です。
産地は、g1です。
サメの歯としては、少なく、珍しい種類です。
瑞浪層群では、
カルカリヌス属の未定種は、
sp.1、sp.2、sp.3 の3種が産しますが、
sp.2、sp.3 は少なく、殆どが、sp.1です。
学名 Carcharhinus sp.3
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2012年
採集者 筆者 kulif
下顎歯で、舌側です。
sp.3としていますが、
Carcharhinus egertoni ( カルカリヌス エジャートニ ) の中央歯かもしれません。
特徴
①小さい
②歯根が短く太い
③遠心側・近心側の歯根の長さが不揃い ( 折れていません )
④咬頭が舌側へ反り曲がる
唇側です。
歯冠側です。
遠心側です。
近心側です。
歯根側です。