ホームセンターの園芸部門で購入した、メギ科 Berberidaceae、
メギ属 Berberis に属する、メギ ( 目木 ) の園芸品種、 ‘オーレア’の花です。
メギは日本の固有種で、
秋田県以南の本州、四国、九州 ( 屋久島以北 ) に分布し、
山地などの林縁や開けた所に自生しています。
ヨーロッパ各国、アメリカなどに導入されています。
オーレアの学名は、
Berberis thunbergii ‘Aurea’ です。
基本種の学名は、
Berberis thunbergii です。
シノニムは、
Berberis thunbergii var. argenteomarginata
Berberis thunbergii var. atropurpurea
Berberis thunbergii f. erecta
Berberis thunbergii var. erecta
Berberis thunbergii f. grandiflora
Berberis thunbergii var. maximowiczii
Berberis thunbergii f. microcarpa
Berberis thunbergii var. minor
Berberis thunbergii f. obovata
Berberis thunbergii var. pluriflora
Berberis thunbergii var. rubrifolia
Berberis thunbergii f. trispinosa
Berberis thunbergii var. uniflora
が、あります。
シノニムが多いのは、ヨーロッパ・アメリカ導入のせいでしょうか。
thunbergii は、リンネの後継者で、
来日経験のある、スウェーデンの植物学者、Carl Peter Tunberg カール ピーター ツンベルグによります。
尚、
メギの仲間は、アルカロイドである、ベルベリンなどの含有により、
根と枝を煎じて、洗眼や結膜炎の生薬としたほか、下痢止めや健胃の生薬にもなるそうです。
また、
メギの仲間の果実は、食用にもなり、
セイヨウメギ Berberis zereshk は、ヨーロッパ、イランなどで、料理、菓子の材料になり、
南米に分布する、ベルべリス トリゴナBerberis trigona も食されています。
メギを果実酒にするところもあるようです。
それから、
kulifがメギという植物を知ったのは、
二十歳過ぎに、メギや近縁のヒロハノヘビノボラズを食樹とする、蝶のミヤマシロチョウがいると知った時でした。
それから、
メギの別名、
コトリトマラズや近縁のヒロハノヘビノボラズの名前は、
長く鋭い棘があるため、名付けられています。
直径3~4m、高さ2m に育った木には、
すごい棘があったのを覚えています。
2017年12月19日に購入した株です。
見事に咲きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
花の拡大です。
覗きました。
萼側です。
葉の拡大です。