カンアオイの先輩から頂いた、バラ科 Rosaceae、シモツケ属 Spiraea に属する、シジミバナ ( 蜆花 ) の花が咲いています。

 

 

シジミバナは、

八重咲き種で、自生地はありません。

中国の庭園で見つかり、記載された種類です。

中国東南部、台湾、朝鮮半島、日本などで栽培されている栽培種です。

 

学名は、

Spiraea  prunifolia  です。

 

シノニムは、

Spiraea  crenata  var. folia-ovatis
Spiraea  crenata  
var. latioribus
Spiraea  pinnifolia
Spiraea  prunifolia 
 var. florepleno
Spiraea  prunifolia 
 var. plena
Spiraea  prunifolia 
 var. prunifolia
Spiraea  thunbergii 
 var. prunifolia 

が、あります。

 

下記のように、

後日、一重咲きが見つかったのに、この学名は、基本種として、受け入れられたままになっています。

 

一重咲きには、

ヒトエノシジミバナの和名が付いていますが、学名は、シジミバナの変種扱いになっていて、

Spiraea  prunifolia  var. simpliciflora   

です。

 

シノニムは、

Spiraea  prunifolia  f. simpliciflora 

Spiraea  simpliciflora 

が、あります。

 

自生地は、

中国 ( 江蘇省-安徽省-河南省-湖北省-湖南省-江西省-福建省ライン内以東 ) と、なっているようです。

 

尚、 

日本、中国、台湾、朝鮮半島の資料を調べましたが、

シジミバナとヒトエノシジミバナの分布は、

同定時の学名の使用ミス、生地と移入地の区別ミスなどがあり、混乱しています。

 

ヒトエノシジミバナの中国名は、单瓣李叶绣线菊です。

シジミバナの中国名は、李叶绣线菊ですが、八重も一重も出てきて、区別されてないとも思えます。

 

また、

シジミバナの朝鮮半島名は、만첩조팝나무 です。

ヒトエノシジミバナの朝鮮半島名は、

学名で検索すると、조팝나무 ( シモツケ ) です。

 

以上、調べましたが、確定できませんでした。 

 

 

 

 

2019年3月17日に頂いた株で、2023年5月23日に挿し木した株です。

沢山の花が咲きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

拡大しました。

 

 

花の拡大です。

 

 

横側です。

 

 

葉の拡大です。