カンアオイの先輩から頂いた、ツゲ科 Buxaceae フッキソウ属 Pachysandra に属する、フッキソウ ( 富貴草 ) の花です。
斑入りの葉です。
フッキソウは、北海道、本州、四国、九州 ( 熊本県が南限、宮崎県は、絶滅 ) に分布しています。
林内の半日陰で、湿った土地に自生しています。
国外は、中国 ( 甘粛省、湖北省、陝西省、浙江省、四川省に分布 ) サハリンに分布しています。
学名は、
Pachysandra terminalis です。
シノニムは、ありません。
尚、
Pachysandra terminalis var. variegata
Pachysandra terminalis ’Variegata’
が使用されていますが、WFO Plant List などでは、受け入れられていません。
中国名は、顶花板凳果で、風邪、咳止め、関節リウマチ、慢性気管支炎などの生薬になるようです。
2018年8月19日に頂いた株で、なかなか、花が咲かないなと思っていましたが、
初めて開花してくれました。
日当たり地に置いていたのが、悪かったようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
花序の拡大です。
雌雄異花で、
上の方に雄花が咲き、下の方に雌花が咲きます。
上から見ました。
自家受粉防止のため、雌花が先に咲く( 雌性先熟 ) ようです。
雌花の拡大です。
花弁は無く、4枚の萼片・苞があり、雌蕊は2本の花柱があり、カールしています。
横から見ました。
上から見ました。
雄花の拡大です。
花弁は無く、4枚の萼片・苞があり、4本の太い花糸があり、葯が付いています。
開きかけた、別の雄花を上から見ました。
葉の斑模様です。