岐阜県の中新世のクジラ類、鯨偶蹄目 Cetartiodactyla、ヒゲクジラ亜目 Mysticeti に属すると思われる、未定種の骨片の化石です。

 

 

産地は、t1です。

 

サメの歯、エイの歯の採集時に、見つけました。

 

ここでの骨片の化石は、この1個のみの採集です。

 

大きな骨片で、

化石の表面の曲率を考慮すると、外径が、14cm以上に推定できます。

 

表面は、厚さ1cmの程度の緻密質が残り、内側の海綿質は摩耗して、殆どありません。

 

この骨の構造から、ヒゲクジラ亜目の肋骨の骨片かもしれません。

 

 

 

  

学名            Mysticeti (?) gen. et sp. indet.

時代            中期中新世  前期         瑞浪層群 

産地            岐阜県

採集日        1992年

採集者        筆者  kulif

 

 

 

 

表面です。

瓦と間違います。

 

 

裏側です。

僅かに残った、海綿質の組織方向が見えます。

記録データは、92以外は消しています。

 

 

横側です。

 

 

上側です。

上述したように、推定すると、外径は、14cm以上になります。

下側の厚さの1cm近くは、緻密質です。