ニホンサクラソウの先輩から頂いた、キンポウゲ科 Ranunculaceae、
クリスマスローズ属 Helleborus に属する無茎種で、交雑された園芸品種の花が、咲いています。
白色のシングル咲きで、僅かにスポット ( 染み ) が入った品種です。
無茎種のクリスマスローズ属の原産地は、
ヨーロッパ~コーカサス~中国西部ですが、
盛んに交雑された園芸品種が出回っています。
この交雑された園芸品種は、
多くの場合が、
基本種の
Helleborus orientalis の交雑からなり、
Helleborus argutifolius、
Helleborus lividus、
Helleborus foetidus を含みません。
基本種は、
ギリシャ、トルコ、ロシアの北コーカサス地方、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンに分布しています。
森林地帯、日陰地に自生しています。
移入種は、牧場、路傍などの日陰地にも、広がっています。
基本種の学名は、前述したとおり、
Helleborus orientalis です。
基本種のシノニムは、
Helleborus abchasicus
Helleborus antiquorum
Helleborus caucasicus
Helleborus guttatus
Helleborus heyderi
Helleborus kochii
Helleborus officinalis
Helleborus olympicus
Helleborus orientalis subsp. abchasicus
Helleborus orientalis subsp. guttatus
Helleborus ponticus
が、あります。
園芸品種のシノニムは、
Helleborus × hybridus
が、あります。
以上、
基本種の学名は、WFO Plant List に、従いました。
尚、
園芸品種名は、分かりません。
それから、
全草が有毒で、古代ギリシャの戦争に用いられたようです。
口内炎、めまい、吐き気、下痢、腹痛などを起こすようで、
致死量も決まっているようです。
2020年2月21日に頂いた株です。
開花が進みました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
花の拡大です。
覗きました。
葉の拡大です。