岐阜県の中新世の腹足類、巻貝のツメタガイの仲間、タマガイ科 Naticidae、

ハイイロタマガイ属 ( クリプトナチカ属 ) Cryptonatica に属する、未定種の蓋の化石で、大きな蓋です。

 

 

産地は、g1です。

 

ここでは、少ない種類になっています。

 

サメの歯、エイの歯の採集時に、見つけました。

 

外面側をクリーニングしてないこともあり、大きい個体なので、

メイセンタマガイ Euspira  meisensis かもと、思いましたが、内面側の形態のみで、種を決めました。

  

 

             

   

学名            Cryptonatica  sp.

時代            前期中新世  後期         瑞浪層群

産地            岐阜県 

採集日         2002年

採集者         筆者  kulif

 

 

 

 

内面側です。

上が外縁側で、下が内縁側です。

左が巻き始めの核側で、右が巻き終わり側です。

最長寸法部をノギス計測したら、25.0mmありました。

 

 

外縁側で、外唇との接触側です。

 

 

内縁側で、内唇との接触側です。


 

 

 

殻口の下側で、巻き始めの核側です。

 

 

殻口の上側で、巻き終わり側です。