ニホンサクラソウの大先輩から頂いた、キク科 Asteraceae、

タムラソウ属 Serratula に属する、マンシュウタムラソウの亜種になっている、タムラソウ ( 田村草 ) の種子 ( 痩果 ) が残っています。

 

     

タムラソウは、

青森県以南の本州、四国、九州 ( 鹿児島県の南九州市が南限 ) に分布し、

日当たりの良いやや湿った、疎林や草地などに自生しています。

 

国外は、朝鮮半島に分布しています。 

   

学名は、 

Serratula  coronata  subsp. insularis です。

         

シノニムは、

Klasea  insularis

Mastrucium  insulare

Serratula  coronata  f. alpina

Serratula  coronata  var. koreana

Serratula  insularis 

Serratula  koreana  

が、あります。

 

尚、

基本種のマンシュウタムラソウ Serratula  coronata は、中国に分布しています。

 

 

 

 

2017年8月3日に頂いた株です。

まだ、飛んでいかない種子 ( 痩果 ) が残り、

それなりの観賞価値があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて

 

 

拡大しました。

冠毛の付いた種子が3本確認できますが、右下の1本は、総苞内片に引っかかっています。

 

横側です。

 

 

総苞内片に引っかかっていた、冠毛の付いた種子を分かりやすく撮るため、

少し抜きました。