岐阜県の中新世の植物から出た、天然樹脂の化石で、 コハク ( 琥珀 ) です。

 

 

産地は、k1です。

 

サメの歯の採集時に見つけました。

 

ここでは、それなりの大きさになると、少ない化石になります。

 

コハクは、

英語で Amber、ラテン語で Succinum  と呼ばれます。

 

 

尚、

ドミニカの一部産、ボリビア産、マダガスカルのアンバー岬産で、

コハクと称されているものは、

時代が新しく、コハク酸 Succinic acid が含有されていないため、

コハクではなく、天然樹脂のコーパル ( コパル ) Copal で、学名は Retinite ( レチナイト )です。

      

コーパル ( コパル ) は安物なので、ご注意を・・・・・

 

また、

爬虫類入りなどの珍しいコハクは、偽物が多く、注意が必要です。

 

 

 

 

学名            Succinite ( サクシナイト )

時代            中期中新世  前期         瑞浪層群

産地            岐阜県

採集日         2003年

採集者         筆者  kulif

 

 

 

 

採集時に割れ、更に欠けてしまいました。

正面です。

 

 

背面です。

 

 

上側から見ました。

 

 

右側から見ました。