岐阜県の中新世の硬骨魚類で、コイ目 Cypriniformes に属すると思われる、

咽頭歯の化石で、単品です。 

 

 

産地は、g1です。

       

珍しくありませんが、採ろうと思っても採れません。

サメの歯より、はるかに少ないと思います。

 

サメの歯やエイの歯を探していて見つけました。

 

魚の先生から、

歯の形態はコイ科に近いだろうが、古い中新世なので、コイ目の方が良いと、お教えいただきました。

 

尚、コイ目は、淡水魚と思っていましたが、

コイ科、ウグイ亜科に属する、ウグイ Tribolodon  hakonensis などは、

淡水域だけではなく、誕生は淡水域で、汽水域~内湾~外海の沿岸部に進出する降海型もいるそうです。

            

 

 

 

学名         Cypriniformes , gen. et sp. indet.

時代         前期中新世  後期           瑞浪層群

産地         岐阜県

採集日      2005年

採集者      筆者  kulif 

 

 

 

 

湾曲面側です。

 

 

反対の平面側です。

 

 

歯先の咬合面側です。

 

 

摩耗した歯根側です。

 

 

右側面です。

 

 

反対の左側面です。