近くの道端から頂いて来た、タデ科 Polygonaceae
イヌタデ属 ( ペルシカーリア属 ) Persicaria に属する、
ヒメツルソバ ( 姫蔓蕎麦 ) の花が、延々と咲いています。
カンイタドリ ( 寒虎杖 ) の別名があります。
ヒメツルソバは、
中国 ( 西蔵自治区、四川省、湖北省、江西省、
広東省ライン以南に分布 )、パキスタン、インド、
スリランカ、ブータン、ネパール、ミャンマー、タイ、
ベトナムに分布しています。
山腹や谷間の湿地などに自生しています。
光を好みますが、日陰を好みます。
日本へ渡来は、明治時代中頃で、雑草になっています。
学名は、
Persicaria capitata
です。
シノニムは、
Cephalophilon capitatum
Polygonum capitatum
が、あります。
但し、
Kewには、上記のほか、下記シノニムがあります。
Polygonum capitatum var. macilentum
Polygonum capitatum var. pingue
Polygonum repens
Polygonum repens var. macilentum
Polygonum repens var. ringue
Polygonum robynsii
Truellum capitatum
観賞用、薬用植物、食用に用いられるようです。
日本では、有毒説がいくつも出てきますが、
根拠が分かりませんでした。
東京都保健医療局の有毒植物には、ありませんでした。
中国名は头花蓼で、尿路感染症、腎盂腎炎、リュウマチ、打撲傷、
瘀血などの生薬に用いられているようです。
中国では、食用としては、明記が無く、
動物の餌になると、書いてあるだけです。
昔頂いた株の、実生株です。
増えすぎるので、庭植え、鉢植えはしない方が良い、と言われています。
減らしてはいますが、絶やしてはいません。・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
花序の拡大です。
花の拡大です。
横側です。
葉の拡大です。
紅葉した葉です。